関節リウマチ(Rheumatoid Arthritis:RA)は、自己免疫の異常によって滑膜に慢性の炎症が生じ、関節破壊や変形を引き起こす全身性の炎症性疾患です。主に手や足などの小関節に左右対称性に起こり、進行すると関節機能障害をきたします。
本来、免疫は体内に侵入した異物を排除する働きをしますが、関節リウマチでは免疫の異常により、自身の関節組織(滑膜)を攻撃してしまいます。これにより滑膜が増殖し、関節軟骨や骨が破壊され、変形や機能障害を引き起こします。
発症の原因には以下のものが関与します。
- 遺伝的素因(HLA-DR4など)
- 女性ホルモンの影響(発症は女性に多い)
- 喫煙
- 感染(ウイルスなど)
- 精神的ストレス
主な症状には以下が挙げられます。
- 朝のこわばり
- 手指や膝などの関節痛・腫脹・熱感
進行すると、以下の症状を起こします。
- 関節変形(尺側偏位・スワンネック変形など)
- 肺・心膜・血管・眼など全身の臓器に炎症が波及

臨床症状・血液検査(RF陽性、抗CCP抗体陽性、CRP上昇)・画像検査(関節エコーやX線)などを総合して行います。
疾患活動性を抑えて関節破壊を防ぐことが目的で、以下が中心です。
薬物療法
メトトレキサート(MTX)を中心としたDMARDs(抗リウマチ薬)、生物学的製剤、JAK阻害薬など
リハビリテーション
関節可動域の維持、筋力低下防止
日常生活指導
関節保護、疼痛緩和、感染予防
関節リウマチは慢性的に経過する疾患のため、疼痛管理・セルフケア支援・再発予防が看護の重要な視点となります。






