看護師・助産師・保健師を目指し、看護学校(大学・専門学校)に在籍している学生を対象にした奨学金制度です。
看護学生は学校に在学中、毎月一定金額を病院から貸与してもらえます。卒業後はその病院に入職し、貸与を受けた期間と同期間働くことで、返済を免除してもらうことができます。
※病院によって詳しい条件は異なります。まずは資料を取り寄せて確認してみましょう。
看護奨学金って知っていますか?
「奨学金」と聞くと、お金を借りて学校に通い、
卒業後に返済するイメージがあるのではないでしょうか?
看護奨学金は、看護学生だけが利用できる特別な奨学金です。
病院奨学金とも呼ばれており、病院が看護学校の学費などを援助してくれます。
在学中、病院から毎月一定額の貸与を受けて、
卒業後にその病院で働くことで返済が免除になります。
他の奨学金と併用することができ、貸与を受ける条件も緩めです。
その他、どんな特徴があるのか、さっそく見ていきましょう。
看護師・助産師・保健師を目指し、看護学校(大学・専門学校)に在籍している学生を対象にした奨学金制度です。
看護学生は学校に在学中、毎月一定金額を病院から貸与してもらえます。卒業後はその病院に入職し、貸与を受けた期間と同期間働くことで、返済を免除してもらうことができます。
※病院によって詳しい条件は異なります。まずは資料を取り寄せて確認してみましょう。
看護学校は大きく分けて、4年制の看護大学と3年制の専門学校があります。下図の初年度の費用だけみても、大学、専門学校ともにかなりの費用がかかることが分かります。
初年度の 費用 |
総額費用 (在学期間) |
|
---|---|---|
看護大学 (国公立) |
約84万 | 約200~300万 |
看護大学 (私立) |
約150万 | 約500~700万 |
専門学校 | 約110万 | 約250~300万 |
看護学生は、学費以外にもいろいろお金がかかります。専門職を目指すため、主に勉強関連の出費が多くなります。自宅から通学できれば良いですが、一人暮らしをする場合は家賃や光熱費、食費なども必要です。
学生の大きな収入源は、アルバイトと保護者からの仕送り・お小遣いです。実習が本格的に始まっていない低学年のうちはアルバイトをする余裕がありますが、大学3年生・専門2年生になると領域別実習が始まり実習期間も増え、時間も気持ちも余裕がなくなります。
アルバイトができない実習期間は収入が減ってしまうこともあり、74.8%の看護学生が看護奨学金を活用しています。
学費や教材・実習費から生活費の支払いまで、看護学生を幅広くサポートする制度が看護奨学金制度です。貸与条件は、簡単に言うと「看護師になりたい気持ち」だけです。収入や学力の条件はありませんので、まずは奨学金パンフを見てみましょう。
「貸与を受けた病院で働くと返済が免除になること」「就活の必要がないこと」が、看護奨学金の一番のメリットになります。金銭的なサポートの他に、国試対策などの勉強サポートを行っている病院もあります。
看護奨学金は、金銭的に余裕がない学生だけを対象にしているものではありません。病院がこの人なら奨学金を支給しても大丈夫!という人なら、誰でも奨学金を受けることができます。
看護奨学金は、他の奨学金と併用することができます。例えば、日本学生支援機構(第一種・第二種奨学金)や、高等教育の修学支援新制度(給付奨学金)などと併用できるので、貸与金額を充実させることができます。
多くの奨学金は、家庭の収入や成績など一定の貸与条件を満たす必要がありますが、看護奨学金が重視している貸与条件は、「看護師になりたい強い思いと学ぶ意欲」です。言い換えると、この部分さえクリアできていれば、誰でも借りやすい奨学金と言えます。
看護奨学金を上手に活用して貸与金額を充実させましょう。まずは奨学金パンフを見てみることをおすすめします。
奨学金パンフはこちらから看護奨学金を受けるには、まずは病院ごとの奨学金制度の特徴を知りましょう。複数病院の資料を取り寄せて、内容を比較してみてください。
では、資料を比較した後は何をすればいいのでしょうか?看護奨学金を受けるための3STEPをご紹介します!
5~6病院を目安に、気になる病院の奨学金資料をもらって、病院を比較しましょう。その際、貸与額のほかに自分にあった病院かどうかも確認します。応募したい病院が見つかったら、保護者の方にしっかり相談することが大切です。
奨学金希望者対象の説明会のほか、電話で直接病院にアポをとって個別に見学させてもらいます。看護奨学金に応募する前に病院の雰囲気を感じてみましょう。
看護学校卒業後に入職する病院になります。分からないことはこの機会に質問しておきましょう。
応募書類を揃えて、指定された住所に郵送しましょう。募集期間が決まっている病院もありますので必ず資料を確認しましょう。
選考方法は書類選考と面接試験が多いです。なかには小論文がある病院もあります。合格したら各種手続きを行います。
看護奨学金の面接は、就職面接と違いがあるのでしょうか。就職面接と比べると、和やかな雰囲気で進んでいくことが多いようです。「緊張しないでくださいね」と面接官に声をかけてもらえることもあるようです。
看護奨学金の面接では、面接官からいろいろな質問を受けます。聞かれることが多い質問を挙げていますので、一度確認しておきましょう。
看護奨学金制度は看護師を目指す方をトータル的に応援してくれる制度です。
他の奨学金との併用もできますので、
メリットは最大限活用することをおすすめします♪
病院によって金額や貸与の条件はさまざまです。
まずは病院の資料を取り寄せて、
届いた資料を保護者の方と一緒に見てみましょう♪