関連図とは、患者さまの情報と情報のつながりを示した図になります。関連図を書くことで、病態や状況などを視覚的に把握できるようになり、情報の整理にもなります。
関連図には、病態関連図と全体関連図の2種類があります。
病態関連図とは、患者さまの病気に関する情報から看護問題までを示した関連図になります。病態関連図では、患者さまの病気や原因、症状、治療や治療に伴う作用・副作用を書き出します。さらに、治療の作用や副作用により起こりうる生活への障害から看護問題までが矢印で繋がっていきます。病態関連図に書く内容は、基本的に教科書に載っていることになります。
全体関連図とは、病態関連図に、患者さまの生活習慣、家族背景、社会的役割などの情報が加わったものです。入院や病気による状況の変化の情報も入っていきます。