
履歴書は、「現在の自分自身」だという認識で作成しましょう。
採用担当者は、履歴書の内容やあなたが書いた文字を見ながら、
どういう人物なのかをイメージします。
履歴書は面接時に使用されますが、
入職した場合は、その後も資料として使用されますので、
事前にしっかりと時間をとって書きましょう。
新卒用の正しい履歴書の書き方をご紹介いたします。サンプルをもとに説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。


手渡しの場合は「提出する日」、郵送の場合は「投函する日」を記入する。

「ふりがな」の場合はひらがな、「フリガナ」の場合はカタカナで記入する。

記入前に一番最初に押す。朱肉を使ってまっすぐきれいに押印する。(ネーム印は×)

3か月以内に撮影した写真を貼付する。写真の裏に氏名と学校名を記入する。(剥がれてしまっても誰の写真か分かるように)
※写真も選考の重要な要素になります。10分~20分程度で仕上がりますので、写真館でカメラマンに撮影してもらうのがベストです。

都道府県から記入する。アパート・マンションの場合は、建物名・部屋番号も忘れずに!

和暦(令和3年)でも西暦(2021年)でもどちらでもよいが統一して記入する。1行目は「学歴」と記入し、2行目から実際に記入する。中学校卒業から記入する。「高校」⇒「高等学校」とするなど、学校名は正式名称で記入する。看護学校に在学中であれば「卒業見込」。職歴にアルバイト経験は記入しない。


取得年次順に正式名称にて記入。取得見込も記入する。
※例:看護師免許 取得見込

自分がどういう人なのかをアピールできる場所なので、なるべく詳しく記入する。(趣味が映画鑑賞→好きな作品や監督を記入。特技→始めた時期や大会成績など記入)

採用担当者が最も重要視する項目。「なぜ、この病院で働きたいのか」を簡潔にまとめる。病院が力を入れている医療分野や看護部の体制・看護内容などの特徴を調べ、志望動機につなげて記入する。実習や見学会、インターンシップの参加体験があると、自分の言葉で伝えやすい。
※どこの病院でも当てはまる内容やマニュアルにありがちな内容、病院のホームページに書いてあるそのままの内容を書くのではなく、自分の言葉で書くことが大切です

「看護師としてこの病院で働くこと」を前提に、自分の体験を交えて長所をアピールする。学生の場合、職務経験がないので、学校生活や看護師を目指したきっかけなど、身近な体験談を通して記載すると説得力のある内容になる。
※⑧⑨⑩は、空欄を作らず内容を盛り込むとやる気を伝えられます。同じ内容を繰り返したり、要点から外れた内容にならないように注意しましょう!
履歴書などの書類を病院へ郵送する際は、必ず送付状(添え状)を付けます。履歴書だけを封筒に入れて送るのはマナー違反になりますので気を付けましょう。
送付状は受け取り側が、封筒に何が同封されているかをすぐに把握できるようにするために入れます。送り側にとっては書類の送付漏れを防ぐためにもなります。送付状は事務的側面が強いため、パソコンで作成したもので問題ありません。A4一枚に収まるよう分かりやすく作成することが重要です。


法人名、病院名は略さず、正式名称で記入する。

書類の送付日を記入する。和暦か西暦かは履歴書に合わせる。

住所、電話番号、メールアドレス、学校名、氏名を右揃えで記入する。

中央に記入する。

ビジネス上の手紙では一般的に、「拝啓」ではじまり、「敬具」で終わる。
時候の挨拶:「拝啓」のあとには、時候の挨拶を記入する。(サンプルでは、季節に関わらず使用できる挨拶を掲載)
時候の挨拶:「拝啓」のあとには、時候の挨拶を記入する。(サンプルでは、季節に関わらず使用できる挨拶を掲載)

同封する書類を、封筒に入れる順番通りに記入する。(送付状自体は記入しない)
※封筒に入れる順番:上から、送付状→履歴書→成績証明書→卒業見込証明書
書類はクリアファイルにまとめてから封筒に入れると、受け取り側もバラバラにならずに見やすいです。
書類はクリアファイルにまとめてから封筒に入れると、受け取り側もバラバラにならずに見やすいです。
どの履歴書を使用するか?
志望する病院に、専用の履歴書があればそちらを使用し、ない場合は学校に確認してみましょう。学校によっては履歴書が用意されている場合があります。
パソコン?手書き?どちらで作成する?
パソコンで作成してもマナー違反にはなりませんが、「この病院に入りたい!」という熱意を伝えるためには、手書きで作成することをおすすめします。文字の上手さだけではなく、丁寧に一生懸命に書くと、病院側にも気持ちが伝わります。
間違えたら書き直す?
間違えてしまった場合は、かならず新しい履歴書に書き直しましょう。修正テープや二重線で消すことはマナー違反で、失礼に当たります。あらかじめ、履歴書や封筒は多めに用意しておきましょう。
提出期限ぎりぎりに書くのではなく、余裕をもって書きましょう。最低でも、書いた翌日に見直す余裕をもちましょう。ひと晩経ってから見直すと、ありえない間違いを発見することもしばしば!
履歴書を作成したら、学校の先生や家族など自分以外の人に、一度確認してもらうのがおすすめです。自分ではよく書けたと思っていても、第三者が読むと分かりづらい内容になっている場合もあります。