看護学生の就活はいつから始める?就活開始から内定までの流れ
看護学生はいつ頃から就活を始めるのでしょうか。できれば出遅れたくないですよね。
病院見学会やインターンシップ、採用試験には、多くの看護学生が動き始めてピークを迎える時期があります。就活の全体像を把握して、計画的に就活を進めましょう!
就職活動はいつから始める?
看護学生の就活スケジュール
6~8月 夏の就職活動
動き始めが早い学生は、4月ごろから病院を調べ始めて、夏休みのインターンシップ・病院見学会に参加しています。
10月 就職活動本格スタート
大学3年生・専門学校2年生の秋から就職活動が本格的に始まります。自分のやりたい看護について考えたり、どのような病院があるのかをインターネットで調べたりしましょう。少しでも気になった病院があれば資料を取り寄せてみましょう。
12月〜3月 情報収集・見学会
冬休みや春休みには合同説明会やインターンシップ・病院見学会に参加しましょう。特に遠方の病院の場合、早めにスケジュールを調整します。
4月〜 応募・採用試験スタート
最終学年に進級する4月ごろから、新卒看護師の採用試験を始める病院が増えてきます。志望する病院の採用スケジュールをチェックし、応募しましょう。
公務員試験が必要な病院や、締め切りが早い病院もあるため確認をしっかり行うのが大切です。
5月〜8月 採用試験ピーク
夏ごろには採用試験はピークを迎え、多くの学生が内定をもらう時期です。
実習や卒業研究の日々のなかで採用試験も行われます。準備や日程調整をしっかり行って万全の体調で挑めるようにしましょう。
2月・3月 看護師国家試験・看護学校卒業
看護学生生活の集大成であり、看護師への第一歩です。
4月から理想の看護師を目指して頑張りましょう。
内定までにやること
いきなり就職活動と言われても何をして良いのかわからない方がほとんどではないでしょうか。ここでは就職活動で内定をもらうまでに行うことを、1つずつ順番に説明します。
①自分のしたい看護について考える
就職先の病院を決めるために、まずはどんな看護師になりたいのかを大まかに考えてみましょう。病院によって特色はさまざまで、病院の数はたくさんあります。いざ志望する病院を選ぶときに迷ってしまわないように、最初に自分の軸を決めておくことが大切です。就職する地域や希望の診療科、急性期と慢性期のどちらに興味があるのかなどを考えてみましょう。
自分と向き合うことが就職活動の第一歩です。
②インターンシップ・病院見学会・合同説明会に参加する
就職活動を開始する時期になっても、なかなか卒後のイメージがつかない学生は少なくありません。志望先やなりたい看護師像が定まっていなくても、合同説明会などに参加してみることをおすすめします。実際の就職活動の雰囲気を味わうことで、将来について具体的に考えられるようになりますよ。
また、インターンシップや見学会は実際に働いている現場を見ることができる貴重な機会です。先輩看護師の生の声を聞けるチャンスなので、わからないことは積極的に聞いてみましょう。
③志望する病院の決定
インターンシップや見学会に行ったら、志望する病院を1〜3つほどに決めましょう。
1つの病院しか受けない学生もいますが、2〜3つの病院を併願して試験を受ける学生も少なくありません。特に人気のある病院を志望している場合、他の病院も受ける学生が多いです。
④応募書類の準備
募集要項にしたがって、履歴書や成績表などを準備しましょう。
とくに成績表などの学校に準備してもらう書類がある場合は早めに学校に伝えると安心です。
⑤面接の練習や試験の対策をする
面接は希望先の病院長や看護部長などに自分をアピールする大切な機会です。
しっかり自分の考えを伝え、正しいマナーで行動できるように友人や家族と面接の練習をしましょう。
出遅れてしまった場合は?
就職活動に出遅れてしまった場合でも、諦めなくて大丈夫です!
まずはインターネットで求人情報を調べたり、先生に相談したりして応募できる病院を調べましょう。病院のホームページに採用情報が載っていない場合は、直接電話やメールで問い合わせます。
看護師を必要とする病院は多く、民間の病院では一年中求人を行っているところも少なくありません。出遅れてしまったからと言って焦らずに、しっかり自分が就職したい病院を選びましょう。
スマホで今すぐにパンフレットをチェックできる病院もあります。資料が自宅に届くのを待たなくて良いため、就職活動をスムーズに進められますよ。
出遅れてしまっても焦らず病院選びを進めよう
就職活動に出遅れてしまった場合でも、可能な限り見学会には行きましょう。焦って就職先を決めて、看護師になってから後悔するのを防ぐためです。
見学会の日程が合わないときは、実際に働いている先輩や知り合いがいたら話を聞くのもおすすめです。病院のパンフレットなどもよく読み、しっかり特徴を理解した上で応募しましょう。
これで就活はばっちり!
看護師は、患者さまの健康や命を守るために最前線で活躍する仕事です。あなたが一員として加わることで、多くの患者さまが救われることでしょう。
採用試験は誰でも多かれ少なかれ、緊張するものです。しかし、これまで看護学校に通ってきたあなたには知識や技術、そして、人としての魅力があります!自信を持って自分の強みをアピールし、面接官の質問に積極的に答えましょう。
失敗や不安もあるかもしれませんが、それも学生ならではの貴重な経験になります。面接を行う方も、完璧な受け答えよりもあなたの人柄や将来像を伝えてほしいと考えているはずです。
看護師として働く姿や目標をイメージし、ぜひポジティブな気持ちで試験に臨んでくださいね。
応援しています!