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看護師採用試験の小論文練習用テーマと解説・23選【例文あり】

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小論文の苦手意識を無くすためには、さまざまなテーマを想定しながら練習し、数をこなして対策することが大切です。ここでは、採用試験によく出題されるテーマをたくさん紹介しています。テーマが出題された意図も合わせて解説していますので、どんどん練習して小論文の苦手意識を克服しましょう。特に人気のテーマは800文字前後の例文を用意しました。どんなことを書けば良いか参考にしてみてください。

自分についてのテーマ【8選】

1.あなたが理想とする看護師像とは

このテーマを出題する目的は目標としている看護師像を知ることで、受験者の看護観や入職後の仕事に取り組む姿勢を把握することです。

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私が理想とする看護師像は、相手の気持ちを思いやり、どんな状況でも丁寧に優しく接することができる看護師である。

この看護師像を理想とする理由は、実習において、多忙な中でも患者とのコミュニケーションを大切にし、笑顔で丁寧に対応する指導者の姿に感銘を受けたからだ。
その指導者は複数の患者を受け持ちながらも、一人ひとりに真摯に向き合い、不安や疑問を受け止めて解決することで患者に安心感を与えていた。また、患者のみならず後輩看護師や他職種のスタッフとも円滑にコミュニケーションを図り、誰からも信頼されていた。

看護師は患者を最も近くで支える存在であり、専門的な知識や技術だけでなく、思いやりや丁寧で温かい対応が不可欠である。患者との信頼関係の構築や、患者への精神的サポートは、看護師の思いやりある対応によって築かれる。
患者の抱える不安や恐怖、そしてニーズを理解し、看護に反映することで、患者中心のケアが実現する。時間に追われる環境でも、思いやりに満ちた丁寧な対応を心がけ、患者に安心感を与えられる看護を提供したい。

また、質の高い看護を提供するには、他職種との連携が不可欠である。連携を円滑にするためには、共に働く相手への思いやりが大切である。看護師として情報を発信すると共に、他職種の専門性を尊重し、信頼関係を築くことが良い医療の基盤となる。

私は上記の看護師像を目指すために、相手の気持ちを思いやることや笑顔で礼儀正しい態度を心がけてきた。実習中、患者とのコミュニケーションを最優先にし、意思疎通が難しい場面でも相手の気持ちを考え、共感を持って接することに努めた。
質の高い看護を提供するために、今後も基本的な価値を忘れず、まだ不足している専門的知識や技術を学びながら、理想の看護師像へ近づいていくことを目指していきたい。

看護観とは~「私の看護観」の見つけ方~

2.看護師を目指した理由は

看護師を目指すきっかけとなった出来事は、受験者の個別性が出やすいテーマです。
普段送ってきた日常や、生活する上で持っている考えに、人となりが顕著にあらわれます。

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私が看護師を目指す理由は、病院のイベントで楽器を演奏させていただく機会があり、患者や看護師と関わった経験にある。

演奏を楽しんでいる患者が多い一方で、涙を流している患者がいた。私はその患者の反応が気になり、患者の手を握りながら演奏を聴いていた看護師に声をかけた。
「〇〇さんは音楽が好きだからベッドごと移動してまでも参加したかったみたいです。喜びや嬉しさの涙ですよね。こんなに喜んでいるのは初めて見ました。」と涙の理由を説明してくれた。

患者は会話によるコミュニケーションは難しい状態にあり、ADLは全介助である。私には患者の気持ちを直接理解することは難しかったが、患者の表情や動作から気持ちを汲み取り寄り添っている看護師の姿が強く印象に残った。
看護師は単に医療行為を提供するだけではなく、患者の最も近くで気持ちを理解し精神面をサポートできる存在である。患者を笑顔にできる喜びを知ると共に、患者に安心を与え生活全体を支えることのできる看護師になりたいと強く思った。

看護師を目指す中で、患者を精神的サポートするには専門的知識や技術、コミュニケーション能力が重要であることを学んだ。精神的サポートのために患者と信頼関係を築くことが不可欠であり、コミュニケーションや専門的知識、技術を身に着ける必要がある。
実習中、患者とのコミュニケーションに力を入れ、優しい声かけやタッチング、共感を行い患者の精神的負担を取り除くことに努めてきた。患者の個別性の理解や、異常を早期発見する難しさも実感し、多くの指導を受けた。

看護職は専門性が高いことから多くの知識が必要であり、責任が重い仕事である。患者ケアには身体的な負荷がかかり、体力も必要である。患者の苦痛や困難な状況を目の当たりにすることで、精神的負担も感じるかもしれない。しかし、やりがいがあり患者に安心を与え笑顔にできる看護師の仕事に魅力を感じる。
今後も理想の看護師を目指し成長し続けたい。

3.将来はどのような看護師になりたいか

目指している看護師像を知ることで、病院に合う人材であるのかを読み取ろうとしています。また、受験者がそのような看護師になることで病院側が得られるメリットを知ることもできるテーマです。

4.看護実習で印象に残っているエピソードは

看護実習のエピソードから、受験者が看護実習で得た学びや、実習に対して真剣に取り組んできたことを把握しようとしています。

忘れられない実習体験​

5.学生時代に努力したこと

実習や勉強のほか、看護に直接関係のないことでも問題ありません。努力過程に重きをおいて伝えましょう。学生時代に意欲的に取り組んできたことの有無を問うことで、一つのことに一生懸命打ち込める人物かどうかをみています。

6.思い描くキャリアプランは

キャリアアップに対する意欲を把握できるテーマです。また、受験者が思い描いているキャリアプランが、入職後に実現できるもので、病院と合っているかを確認しています。

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私の看護師としてのキャリアプランは、地域医療に貢献できる存在として成長することを目指している。
近年、少子高齢化の加速や病床数の不足により、在宅での医療ケアの需要が高まっている。在宅医療で重要な役割を担う訪問看護師が必要とされる中で、人材不足が深刻な問題である。

訪問看護師は、患者が自分らしい生活を送れるように支援する必要があり、求められる能力は多岐にわたる。
第一に、高度な専門的知識と技術が求められる。病院と異なる環境で看護を提供するため、患者の状態を臨機応変に判断し、適切な処置を行うための知識が必要である。
第二に、高いコミュニケーションスキルも重要となる。患者や家族に受け入れてもらうために信頼関係の構築が欠かせない。患者や家族とより効果的に連携するため、的確なコミュニケーションスキルが求められ、患者の生活を支える多職種ともコミュニケーションを図る能力が必要である。

私のキャリアプランは、これらの能力を高めることに焦点を当てている。まず、臨床経験を豊富に積むことで、基本的な看護技術を習得し、臨機応変な対応力を培いたい。多様な疾患や病態に関わりながら、自己学習を進めていくとともに、先輩から指導を受けることで専門的な知識を深めていく。
患者とのコミュニケーションを重視し、患者の個別性の理解やニーズに合わせた看護を提供できるよう力を注いでいきたい。更に、日々の業務や多職種との連携を通じてリーダーシップスキルを磨き、コミュニケーション能力を高めていく必要もある。常に学習の姿勢を持ち続け、新たな医療技術や知識の習得を心がけることで幅広い分野で活躍できることを望んでいる。

最終的な目標は、地域医療において訪問看護師として役割を果たすことである。患者と家族が、その人らしく安心して暮らせるような環境を整え、地域の健康に貢献する存在を目指している。

専門看護師になろう
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7.長所と短所は

受験者の長所と短所を聞くことで、客観的に自己分析ができているか確認しています。
短所との付き合い方を分かっているか、短所を長所に変える努力ができる人物かも採用担当者がチェックしているポイントです。短所と長所が看護師として働く上で、業務に与える影響について把握するねらいがあります。

8.看護実習で最も大切にしていたことは

看護実習では患者さまと接します。その前提のもと、実習で最も大切にしていたことを確認することで、看護師として病院で働き始めてから患者さまに適切な看護を提供できる人物か読み取られています。

医療・看護に関するテーマ【8選】

1.チーム医療とは

高い専門性をもった医療を提供するために、チーム医療は看護師にとって必要不可欠の存在です。そんなチーム医療に対し、どの程度の知識や認識を持っているか事前に把握するために出題されています。また、チーム医療の一員として、多職種と問題なく連携できるかを確認しています。

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チーム医療とは、患者のニーズに応じて異なる専門職のメンバーが連携や協力することで、相乗効果をあげる医療の取り組みである。

チーム医療のメリットとして、複数の専門職が連携することで、患者の状態や抱える問題をより深く理解することができる。多職種による多角的な視点により総合的判断を行うことで、患者に合った最適な医療を効率よく提供することができる。更に、複数の医療従事者が患者の治療やケアに携わることで、多重チェックが可能となり医療の安全性が向上する。

チーム医療を確立するためには、各職種が専門職として能力を発揮する必要がある。そのためには、各々が専門的知識とスキルを保持すると同時に、相手の専門性を尊重し役割を遂行することが重要である。
特に看護師は、チーム医療の中で重要な役割を担う。看護師の役割は、生活の場の視点から患者の病態をアセスメントし、必要な情報を発信することである。
それぞれの職種の人達が行ったことを把握し、患者の反応や状況からアセスメントを行い必要な支援を提供する。多くの職種の人々と患者の間に入って、患者が病院から受けるケアが最適であるように調整する役割がある。更に、患者とその家族の不安や疑問を受け止め、少しでも解消へ繋がるような知識、技術を提供することで、メンタルケアも行っていく。

また、チームの協働と連携を促進するため、良好なコミュニケーションを図り、信頼関係を構築していくことが重要である。中心的役割を担う看護師には、専門的な知識と技術の向上だけでなく、コミュニケーション能力、調整力、問題解決力、さらにリーダーシップ及び新しい価値観を受け入れていく柔軟性が必要である。
高齢化社会の進行や、高度化する医療に対応し、より良い医療を提供するためには、チーム医療が不可欠である。

2.最近のニュースで気になった医療問題は

医療問題のニュースに対して興味を持って情報収集を心掛けているかチェックしています。ニュースに対する捉え方のほか、受験者自身の考え方や価値観が読み取れるテーマです。

3.看護師にとってのコミュニケーション能力とは

看護師は他者との関わりが必須となる仕事です。コミュニケーション能力の有無や、コミュニケーションを円滑に図る努力ができるかどうかは選考する上で判断材料になります。

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コミュニケーション能力は、看護師に求められる能力の一つであるといえる。看護師は患者にとって最も身近な医療者であり、入院生活や治療においても患者の希望や思いに寄り添い、支援するという役割をもっている。そのため、コミュニケーションを通して相手の思いを引き出す能力が必要であると考える。

看護師にとってのコミュニケーション能力とは、相手が面白いと感じる話をすることや、言葉のキャッチボールが円滑で話題が尽きない、といった「会話を盛り上げる力」とは異なり、会話の中で患者が苦痛や自分自身の思いを表出できるように働きかけ、それらに耳を傾けることであると考える。
そうすることで、患者の思いを理解することができ、患者自身も自分の気持ちを分かってもらえたことで安心感を得られる。そして必要に応じて患者の思いを代弁することで、患者の意思を尊重し、患者の希望に沿った看護の実現につながるといえる。

一方で、会話や声かけといった言語的なやり取りだけが、看護師にとってのコミュニケーションではないといえる。
例えば、患者が不安を感じているときに手を握ることや、苦痛を感じているときに背中をさするなど、看護師の行動が「ここにいますよ」「大丈夫ですよ」というメッセージとなり、患者に安心感を与えることができると考えられる。それらも、患者の思いに寄り添うという看護の役割の一つであり、大切なコミュニケーションであるといえるだろう。
このように、看護師にとってのコミュニケーション能力とは、会話を通して相手の思いを引き出す力であるとともに、非言語的な関わりによっても相手にメッセージを伝える力であると考える。それらの能力が発揮されることで、より患者の思いを理解することができ、患者に寄り添った看護が実現できるといえる。

4.リモート診療に対してどう考えるか

昨今、徐々に浸透し始めてきたことから、世間で話題になっているリモート診療に対して感じていることを、多角的な視点で捉えることができているかを問いかけているテーマです。
リモート診療のメリット・デメリットを的確に理解し、取り入れる場面やデメリットをどうカバーするか、考える力をみています。

5.看護とはなにか

看護とはなにか問うことで、「看護」するということをどのように捉えているのか、温かみのある看護を提供することができるのかを読み取ろうとしています。

6.医療事故を防ぐためには

医療事故を防ぐために必要だと考えていることや、病院で実際に働くなかで医療事故を防ぐことができる人物であるのかを把握することがねらいです。

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7.患者さまに寄り添う看護とは

寄り添う看護に対するイメージを確認するとともに、入職後、患者さまに寄り添う意思がある人物かを、テーマを通して確認しています。

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看護の場においては、患者の思いに寄り添うという看護のあり方が必要とされる。「患者さまに寄り添う看護」とは、患者の個別性を理解し、その人の目標とするものを共に目指すことで提供できるものであると考える。
患者によって、治療や療養生活における希望はさまざまであるといえる。
例えば手術直後の急性期の患者にとっては、早期に回復し元の日常生活に戻ることが第一の目標であることや、終末期の患者にとっては、苦痛を緩和し、出来る限り自宅で家族とともに過ごすことが目標となる場合もある。
それらの希望や目標を理解し、実現にむけての支援を考えることが必要であり、そのためには患者自身の生活背景や価値観、社会的側面といった個別性を理解することが重要となる。
個別性の理解にあたっては、患者だけでなく家族も含めたコミュニケーションが欠かせない。コミュニケーションの中で患者や家族の思いを汲み取るとともに、時には不安や訴えを傾聴することで、それぞれの気持ちに寄り添った関わりができるといえる。

一方で、患者の意見や希望を尊重するあまり、患者に言われるままに行動するということは「患者さまに寄り添う看護」とは異なると考える。患者の思いを理解した上で、現在の状況や今後の経過をふまえて看護の視点からアセスメントを行い、具体的な提案やケアの実践を行っていくことが、看護者としての関わりであるとともに、より良い支援につながっていくといえるだろう。

これらのことから、看護師は患者の個別性を理解した上で、看護の視点をもって、目標の実現のために支援を行っていくことが大切である。その中で患者や家族と深く関わり、それぞれの思いを尊重するとともに、同じ目標を目指して看護を行うことが「患者さまに寄り添う看護」であるといえる。

8.感染症流行などによる面会制限に対する問題点とは

面会制限で家族や親しい人に会えないことによる患者さまへの影響や、影響を最小限に抑えるために看護師ができる役割を考えさせるためのテーマです。患者さまの身に起きる問題点を自身の看護の問題点としてつなげることができるか見られています。

社会・時事を扱ったテーマ【7選】

1.少子高齢社会に対して求められる対策とは

深刻な社会問題となっている少子高齢社会について出題することで、周囲の問題にどの程度関心を向けているか、自分たちや次世代の未来に対して真剣に向き合っている姿勢があるかを確認しています。社会問題を医療に結びつけることができているかも問いかけています。

2.SDGsについてどう考えるか

環境問題に対する意識を確認するためのテーマです。多岐にわたる課題を一人ひとりの課題と捉え、自分のこととして考えることができているか、個人でできる取り組みを積極的に行っているか聞かれています。

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SDGsにおける「3.すべての人に健康と福祉を」の達成にむけ、看護の分野における役割であり、看護職としてできることの1つとして、地域の人々への健康意識の向上があげられる。

近年、新型コロナウイルスの影響により、地域医療のあり方や人々の健康意識は大きく変容したことが考えられる。
感染者の増加によって医療機関は逼迫し、療養の場は医療機関から地域、自宅への移行を余儀なくされた。また、これまでは現在ほど意識されていなかったであろう、日常生活における感染予防対策にも注目が集まり、自宅だけでなく社会全体において積極的に感染予防対策が行われた。
このことから、医療機関にかかる人々だけでなく、地域の人々が自分の健康を守るための情報を得られ、実践できる環境が必要であるとともに、地域における健康維持や支援の必要性は今後も増大していくことが考えられる。

そのために、看護職は医療機関と地域をつなぐ存在として、地域の人々への健康教育や指導を行うことが重要な役割であるといえる。地域において健康相談の窓口となることや、教室の開催などだけでなく、医療機関においても、退院する患者にむけて今後の地域での療養生活指導を行うことも大切な支援である。
そのためには、看護職自身が健康問題について理解し、目の前の対象者一人ひとりに向けた、地域での生活に必要な支援を考えることが大切であるといえる。

今後さらに深刻化するとされる超高齢社会においても、地域の人々への支援や健康維持は重要な課題であり、それに関わる看護職の役割は大きいと考えられる。看護職の、地域の人々にむけた働きかけ一つ一つが、より多くの人々の健康意識の向上のきっかけとなり、「3.すべての人に健康と福祉を」の貢献につながるといえる。

3.オンライン研修やテレワークの普及についてどう考えるか

オンライン研修やテレワークは、今まで長く続いてきた方式とは全く違う新しいスタイルです。新しく普及してきた物事に対して、多角的な視点でメリット・デメリットについて考えられるかを見られています。

4.人工知能(AI)の普及についてどう考えるか

人工知能(AI)が普及してきた現代や、更に技術が進むであろう将来において、「人」である私たち看護師に求められていることをどう考えているか、読み取ろうとしています。また、AIの存在に対する否定や肯定といった個人の価値観のほかに、AIとうまく付き合っていく方法について、自分の考えが確立しているか確認しています。

5.安楽死・尊厳死についてどう考えるか

安楽死・尊厳死は倫理に関わるため、賛否両論が巻き起こるテーマです。
肯定や否定といった自身の価値観だけでなく、安楽死や尊厳死の先を見据えて、起こりうる事態や問題点の予測ができているかも確認しています。

6.ヤングケアラーの改善方法とは

介護を受ける要介護者だけでなく、介護をする側の介護者の問題点についても広く目を向けられるか、チェックしています。問題に対する改善案を柔軟な思考で考えることができるかがポイントです。

7.成人年齢の引き下げの問題点とは

時事問題に対する関心度を図るとともに、成人年齢を引き下げることで起こりうる様々な弊害を想定できる想像力や、課題に対する解決力が問われています。

高得点を取るには?

採用試験における小論文の採点基準には「減点法」が用いられています。
減点法とは、誤字脱字や文法の間違いのほか、あまり好ましくない内容について減点をしていく方式です。そのため、小論文で高得点を狙うためには減点を避けていくことが大切になります。減点をされないためのコツや小論文で採用担当者に良いと感じてもらえる書き方を項目ごとに解説していくので、練習を始める前に確認しましょう。

1.論文の構成

小論文の構成の基本形に「序論・本論・結論」の3つにわける方法があります。構成がしっかりしていないと読み手に伝わりにくい文章になってしまいますので、テーマの内容にかかわらず構成に沿って文章を書いていくことが大切です。

2.誤字脱字

文章を書く際の基本ではありますが、ケアレスミスに気をつけましょう。最終確認する時間を取れるような時間配分が大切です。誤字脱字は減点対象になりますので、一通り書き終えた後は読み直してミスを防いでいきましょう。

3.小論文のルール

小論文には守らなければいけないルールがあります。例えば、語尾は「だ・である」に統一することや、段落の1文字目を下げるなどです。試験までに小論文のルールを一通り覚えたうえで臨むことで減点を防ぐことができます。

4.自分の意思はストレートに伝える

まわりくどい表現や比喩表現を使用せず、考えや意思はストレートにわかりやすく伝えましょう。そうすることで、採用担当者にはっきりと意思を読み取ってもらえます。

小論文の書き方のコツをより詳しくご紹介しています。実際に小論文を書く際は参考にしてみてください。

小論文の書き方-就活ガイド

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