実習に行く前は、とても緊張するものです。特にはじめて実習に行く1~2年生の皆さんは、「患者さまとコミュニケーションとれるかな?」「担当看護師に怒られたらどうしよう…」など、とてもドキドキしますよね!!!
そんな緊張を少しでも和らげるには、「実習の持ち物」と実習前の「事前学習」をしっかり確認しておくことが大切です。

実習に行く前は、とても緊張するものです。特にはじめて実習に行く1~2年生の皆さんは、「患者さまとコミュニケーションとれるかな?」「担当看護師に怒られたらどうしよう…」など、とてもドキドキしますよね!!!
そんな緊張を少しでも和らげるには、「実習の持ち物」と実習前の「事前学習」をしっかり確認しておくことが大切です。
看護実習に行く前、学校からユニフォームやナース服、要項など持ち物を指示されると思います。このページでは、学校から指示された持ち物プラス、実習にぜひ持っていって欲しいものをご紹介します。
看護師から言われたこと、教えてもらったことをメモしたり、バイタルサインや分からないことをメモしたり、とにかく必ず必要です。注意したいのはメモ帳の大きさ!おすすめは、ポケットに入るサイズで、なるべく大きいメモ帳です。小さいメモ帳だと読み返したときに分かりづらかったり、すぐに使い切ってしまったりするため、ある程度大きい方がおすすめです。
メモ帳にバイタル記入表を予め作成しておくと使いやすいですよ!
リング付きメモ帳NGの病院は多いようです。紙がはがれやすく、個人情報漏洩の危険があるためです。
実習中に、さっとメモが取れるように以下の項目のテンプレートを用意しておくと便利です。
脈や呼吸数の計測をするときに必要になるのが時計。看護師にとっては必須アイテムです。看護師は頻繁に手を洗ったり消毒したりします。腕時計だといちいち外さないといけないため、ポケットに取り付けられるナースウォッチがあると、とても便利です。
看護師になった後も使用する物なので、夜勤中でも使用できる蓄光タイプがおすすめです。
バイタルサインはどの実習でも毎日計測&報告があります。正常値(基準値)が分からないとアセスメントできませんが、全て覚えておくのは難しいですよね…。そこで、ポケットサイズの一覧表を用意しておくと安心です!
※ちょっとお高いですが、看護系の電子辞書が使える!という学生も多いようです。電波を発しないので病院内での使用もOK。
上記の他に、病棟にもあるけど自分で持っておくと便利なものとして以下もよく聞かれます。必要に応じて持っていくものも変えていきましょう。
実習中は、実習記録や看護計画を書いたり、とにかく時間が足りません。実習に入る前に、その分野の基礎的な内容を復習しておいたり、事前に患者さまの情報を把握できる場合は、疾患について調べておくことがとても重要になってきます。
次に紹介する項目について、ノートにまとめて実習中に振り返れるようにしておきましょう。
例:整形外科病棟の場合
大腿骨頸部骨折や腰部脊柱管狭窄症、圧迫骨折について
既往歴で多い心不全や脳梗塞、高血圧症についても予習しておくと良いでしょう。
痛み止め、胃薬、下剤、降圧剤など
簡単に薬効と副作用を調べておくことで、実習中に調べる必要がなくなります。
血液検査の正常値や成長段階など
母性看護なら産褥経過、小児看護なら発達段階の知識は必須!
予習を兼ねて、データベースアセスメントの記録にアセスメント根拠を入力しておくと、データベースアセスメントの記録の進みが格段に早くなりますよ!
事前にやっておいたほうが良いこととして「看護技術の練習」が挙げられます。実習を経験した先輩たちの中には、演習でできたのに実際の患者さまだと苦労した。という方もたくさんいたようです。とくに生活援助技術は、資格がなくてもできるため積極的に行われます。病院によっては、既にできるものとして扱うところもありますので、時間があるうちに自信を持ってできるようにしておきましょう。
看護手順は作成したものを指導者へ提出する場合があります。
事前に手順表を作成しておくことで実習中に新たに作成する手間がはぶけます。実習開始後に、受け持ち患者さまの個別性を取り入れた手順へ修正しましょう。
実習前に事前課題が出されることが多いですが、事前課題だけで満足するのは要注意です。事前課題は最低限知っておくべき内容であり、より実習で役立つような学習が必要になります。すべてを理解することは難しいため、資料だけでも準備しておくと記録作成がはかどりますよ!