地域に安心を提供する新座志木中央総合病院。幅広い看護を学び、なりたい看護師に!

新座志木中央総合病院で働く看護師が、病院や看護部についてご紹介いたします。当院への入職を考えている方や興味を持っていただいた方、ぜひご覧ください。
目次
地域における新座志木中央総合病院の役割と使命
私たちの病院は、2次救急指定病院として急性期の高度な医療を提供するだけではなく、回復期リハビリテーション病棟や地域包括ケア病棟も兼ね備えています。この多機能な体制により、急性期から回復期、さらには在宅医療まで患者さま一人ひとりに最適なケアを提供するよう努めております。
住み慣れた地域で高度な医療が受けられ、リハビリテーションや地域社会に戻るためのサポートが迅速に施され、また住み慣れた地域に戻れる。このような安心を提供し、地域住民の健康の維持増進に貢献することが我々の使命だと感じております。
患者さまの特徴
- 検査・治療を目的とした患者さま(内科・外科・脳神経外科・整形外科・皮膚科・眼科など)
- リハビリテーションを目的とした患者さま
- レスパイト入院(地域包括ケア病棟)
新座志木中央総合病院ならではの研修
シミュレーション研修


シミュレーション研修は、現実の臨床場面を再現した環境で学ぶ方法です。看護師の技術や知識の向上だけではなく、チームワークやコミュニケーション能力の強化、そして自己成長を促進するための非常に有効な教育手法です。実際の臨床現場に近い体験ができることで、看護師は自信を持って患者さまに接することができ、どんな状況でも冷静に対応できる能力を養うことができます。
また、批判的思考能力の向上を目指し、理論に基づいた反省的なディブリーフィング(振り返り)を行っています。デブリーフィングを繰り返し行うことで、これまでの知識や態度などを確認することができ、知識がどのように臨床に結び付くのかという過程を学べます。「シミュレーションでできないことは臨床でもできない」と指導し、何度もできるまで繰り返し実施することで看護実践力、アセスメント力の向上を目指しています。
特定行為研修

特定行為研修とは、これからの医療を支える高度かつ専門的な知識・技術が特に必要とされるものと定められた38行為21区分の特定行為に整理されています。当院は2023年度より特定行為研修指定機関病院として認可されています。
研修修了者は、指示書をもとにタイムリーな医療を提供し成果を出しております。「フィジカルアセスメント」「臨床推論」などを深く学ぶことで、臨床での「何かおかしい」に気づく力が身に付きます。
専門チームと病棟の架け橋!リンクナースの役割と人材育成
当院では7分野8名の認定看護師が活躍しています。数年前より各専門分野のリンクナースの育成をはじめ、昨年度までに25名、今年度は5名のリンクナースが誕生いたしました。育成に続き、今度はバッヂを胸にしたリンクナースがキラキラ活躍することにも力を注いでおります。キラキラリンクナースの活躍で、看護の質が向上することは間違いありません!
クリティカルケアリンクナース
急変予測ラウンドを行っています。
糖尿病リンクナース
糖尿病の教室を開催しています。

新座志木中央総合病院の地域貢献を支える看護師の重要な役割
入退院支援看護師は、患者さまが安心して退院し地域での生活を円滑にスタートできるよう、入院前より医療チームと連携しながら全体をサポートする重要な役割を担っています。
患者さまやその家族の意思決定を支援し、安心感を提供することが求められる仕事です。
入退院支援室

入院時支援看護師は、患者サポートセンターで入院前の生活や病状などを聞きながら不安なく、安心・安全に入院生活が送れるように支援に努めています。
他職種カンファレンス

退院に向けて、多職種で退院支援カンファレンスを開催しています。医師、看護師、薬剤師、栄養士、リハビリスタッフ、社会福祉士等が、情報共有・目標設定を行いながら、退院後もその人らしい生活を送ることができるよう支援しています。
新座志木中央総合病院の看護部の取り組み・活動
看護師はチーム医療の中でこそ、その力を最大限に発揮すると言われております。当院にも多くの多職種連携チームが存在します。その中で、認知症ケアチームと回復期リハビリテーション病棟をご紹介します。
認知症ケアチーム



当院の認知症ケアチームは病棟ラウンド、認知症カフェの運営、研修等を行っています。認知症の行動心理症状(BPSD)がみられる患者さまが多いため、BPSDの原因を取り除くためにも多職種連携が重要になります。BPSDの背景に不安や不快等が関連している場合が多く、自身の思いを表現することが難しい患者さまもいるので、一番近くで関わる看護師の役割が重要になります。チームでは、連携の中心に患者さまご本人がいることを大切にしています。
回復期リハビリテーション病棟


回復期リハビリテーション病棟は、主に整形外科と脳神経外科の患者さまが入院されています。患者さまが安心して在宅復帰できるように生活の再構築に向けて、多職種と連携して日常生活動作の獲得やセルフケア向上のための支援を行っています。看護師主催で「遊びリテーション」を行っており、患者さま同士の交流や運動・認知機能の改善が図れるように看護ケアを行っています。
新座志木中央総合病院の看護師が大切にしていること

「認知症やせん妄の患者ケア時に大切にしていること・・身体拘束についても」
治療で身体拘束が必要な場合があります。治療は身体の回復だけではなく、心の安定が欠かせません。身体拘束が心身に与える影響を最小限にし、心を支えることはチームの大切な役割です。
認知症の人は、伝えたい思いを表現できないことで大きな心の負担を抱えることがあります。看護師は、患者さまの思いを受け止め、代弁し、伝えることを大切にしています。認知症の人の思いを受け止める姿勢が信頼と笑顔を生みます。その笑顔が私のやりがいに繋がります。
新座志木中央総合病院に向いている人
どんな人と一緒に働きたいか、長く働き続けられる適性
看護部では、「頭と手と心の調和した看護」の理念のもと、確かな看護実践力獲得とともに、主体性と変化に対応できるしなやかな心を兼ね備えた看護師の育成に努めております。「頭」ではしっかりとした知識を、「手」では確かな技術を、そして「心」では思いやりや共感を大切にした看護ができるよう、教育や研修を通じて一人ひとりの看護師を支援しています。
急速に変化する医療現場においては、柔軟で適応力のある看護師が求められます。そのため、私たちは看護師が自ら考え、行動する「主体性」を育みながら、変化に柔軟に対応できる「しなやかな心」を育成しています。これからもこの理念を大切にし、患者さま一人ひとりに寄り添った質の高い看護を実現していきます。
自分にぴったりの看護を探せる病院
当院は、急性期から在宅までの多機能な医療を提供している病院です。これを看護師のキャリアの視点でみてみるとあらゆる健康の過程の看護が学べる、云わば「自分にぴったりの看護が探求できる」と病院と言えます。
当院は短期間から挑戦できる「院内留学制度」があります。病院を超えて、戸田中央メディカルケアグループ内の病院、施設でも活用できます。看護師の「学びたい」「克服したい」を グループ全体で応援しています!!
看護学生へメッセージ
看護師としての道を歩み始める皆さんへ、心からのメッセージをお届けします。
私どもの病院では、急性期から回復期、そして地域医療に至るまで、幅広い分野での看護を学ぶことができます。確かな看護実践力を獲得するための教育や、何にも代え難い現場での実践を通じて皆さんが成長できる環境を整えております。また、常に主体的に考え行動できる看護師、変化に柔軟に対応できるしなやかな心を持つ看護師を育成することに力を注いでいます。
看護は人生に深く関わり、人の苦しみや辛さに向き合うと同時に、人の持つ強さや尊さも感じられる、意義深くやりがいのある仕事だと思います。看護師一人ひとりが仕事に誇りを持ち、看護の楽しさと成長を感じながら働き続けられる職場を今後も目指してまいります。
皆さんとお会いできることを、スタッフ一同、心より楽しみにしています。