ICUから緩和ケアまで!幅広い看護師の役割を経験できるTMGあさか医療センター

TMGあさか医療センターで働く看護師が、病院や看護部についてご紹介いたします。当院への入職を考えている方や興味を持っていただいた方、ぜひご覧ください。
TMGあさか医療センターの概要
地域における病院の役割と使命

朝霞台中央病院として開院してから40年、二次救急の受け入れをはじめ、地域の中核病院としての機能を担ってきました。2018年には新病院に移転し、地域の病院や診療所・施設からの患者さまの受け入れや、より高度な医療を提供する施設への転送など事業を拡大し、地域包括ケアシステムを構築する役割を担っております。
「地域の皆さまに愛され、そして信頼される急性期病院」であることを使命として活動しています。
患者さまの特徴

病棟の機能としてICU・SCU・HCUなどの高度医療ユニットを有しており、救急・検査・手術など急性期治療を行う患者さまを対象としています。平均在院日数は約13日となっております。
TMGあさか医療センターだからできること

院内は清潔感があり医療設備も整っています。最新の医療設備の中で学生として学んだ基礎を活かして、臨床の応用が幅広く学べる環境です。看護体制は病棟の機能に合わせて、デイパートナー制やモジュール体制などを取り入れています。
指導体制としてはプリセプター制で年3回の目標面談もあり、新人看護師の方が安心して急性期医療を学んでいただけるように取り組んでいます。
「選ばれる病院、選ばれる職場」を目指して

「選ばれる病院、選ばれる職場」を目標に掲げています。
入退院も多く、検査や処置・手術なども活発に行われているため忙しくはありますが、学べることは多い職場です。診療で患者さまに選ばれるように心掛けるだけでなく、働く職員にも選ばれるよう職場環境への投資を惜しみなく行っております。職員の意見から必要な物品を購入したり、職員駐輪場に屋根を設置したりと様々な取り組みを行っています。
TMGあさか医療センターならではの特別な研修

看護部の研修は例年、年間スケジュールを立ててなるべく日勤帯で受講できるように計画して行っております。
医師が研修を企画していることも多くあります。脳外科は毎月実施していますし、内視鏡・口腔外科など幅広い分野で研修を実施しており、専門分野の研修を医師が実施してくれることで、医師の治療方針についての知識が深まり、看護ケアにも活かせるとの意見が聞かれます。
院内でICLS(日本救急医学会が主催する蘇生トレーニングコース)を受講することもできます。
看護師の重要な役割や活躍
入退院支援部門の看護師による家族支援

当院の特徴の一つとして挙げられるのは、入退院支援部門への看護師の配置です。患者さまの入院時は、入院サポートセンターが不安なく安全に入院できるようにサポートし、退院においては退院支援看護師が関わります。
ほとんどの患者さまが自宅に退院されるため、早期から退院に向けたカンファレンスを実施して必要な支援について検討していきます。付属施設として訪問診療や訪問看護もあり、カンファレンスにてご家族を交えたり、訪問の方が同席したりすることもあります。
看取りにおける看護師の重要な役割
当院は「高度な医療で愛し愛される病院」「患者さまを自分の家族と思う医療」を理念としております。 自分の家族だったら…と考えて看護することが、より良い温かい看護に繋がると考えております。
当院では患者満足度を知るために、退院時に全ての患者さまにアンケートをお願いしています。時には亡くなられたご家族からもご意見をいただき「清潔な環境で皆さん温かく接してくれて、この病院で看取っていただいて良かった」という言葉をいただくと、当院スタッフの看護の素晴らしさを感じます。
専門チームと病棟の架け橋!リンクナースの役割と人材育成

看護実践においては専門的かつ習熟した知識・技術を持つ、診療看護師や認定看護師などが、救急・重症看護をはじめ、摂食嚥下や皮膚・排泄、緩和ケアなど幅広い分野で横断的に活動しており、より専門的な管理・指導を行っています。
現在、日本看護協会が認定している認定コースを経た看護師6名、感染制御実践看護師1名、診療看護師4名、特定行為研修修了者3名が活動しています。
地域貢献を支える看護師の重要な役割

看護師が主に行っている専門外来として、フットケア外来・ストマ外来があり、糖尿病教室や心不全教室なども毎月定期的に開催しています。
あさか医療センターの地域公開講座では「感染症のお話」「予防接種」「がんについて」「皮膚のケア」などをテーマに、認定や専門の資格を持った看護師が講師として活躍しています。病院がさまざまな資格取得支援を行っていることも活動の原点となっています。
多職種連携チームにおける看護師の役割

医療安全、感染管理、NST(栄養サポート)、RST(呼吸ケアサポート)、RRT(院内迅速対応システム)、認知症ケアなどの分野で、多職種協働で数多くのチーム活動を行っております。
中でも、RRT(院内迅速対応システム)は昨年度に立ち上げたばかりですが、診療看護師とICU医師が共同して立ち上げ、院内勉強会や季節ごとのポスター発表を通してスタッフに周知を図っています。早期の患者の急変予測と対応によって、病棟での患者急変に対する看護師の不安が軽減できるような取り組みも行っています。
チーム活動においては、認定看護師(救急看護・糖尿病看護・摂食嚥下・がん化学療法・緩和ケア)や診療看護師のほか、多くの資格を持った看護師が核となっています。
看護部の取り組みや活動
患者さまのQOL向上のための取り組み
QOL向上に向けた「早期離床」を重視したケアを行っています。院内では多くのクリニカルパスが運用されており、パスに沿って一定のケアが行えるため、 早期から離床に向けたケアやリハビリテーション が進められます。術後の合併症も少なく、予定通り退院できる方がほとんどです。
TMGあさか医療センターで働く看護師の思い
看護師が大切にしていること

当院の緩和ケア病棟は、「終末期だけではない、がんだけではない、病院だけではない、ことわらない、待たせない」を理念としています。生命にかかわる厄介な病気を抱えながら苦しんでいる患者さまとそのご家族に対して、QOL向上・改善に向けたケアを提供していきたいと考えています。
緩和ケアが必要な人がどこにいても、どんなニーズでも対応できるようにしています。病棟だけでなく、在宅に帰った際は訪問診療も行いながら、毎日カンファレンスを実施し、少しでも苦痛が緩和できるよう日々対応しています。
TMGあさか医療センターに向いている人

どんな人と一緒に働きたいか、長く働き続けられる適性
医療・看護は本質的に「人対人」の仕事です。人と気持ちよく関われることがとても大切です。
「挨拶ができる」「感謝を伝えられる」「謙虚になれる」「驕らない」といった、人と気持ちよく関わることができれば、周りの先輩や多職種とも良い関係が築けるはずです。周りと気持ちよく働けることで、楽しさややりがいに繋がっていくので、仕事も長く続けられると考えます。
見学にいらした学生さんからも「スタッフの方が皆、明るくて、笑顔で挨拶してくれるのが印象的でした」とおっしゃっていただくことが多いです。
やりがいと向いている人
当院の看護師に「やりがい」について聞いてみると、多くの方が「自分たちのケアを通して、患者さまが回復していく過程を見られること」と回答します。
看護の仕事は病気になった患者さまに対する「診療の補助」と「療養上の世話」であり、その仕事を通してやりがいを実感しますので、「より良い看護を提供しようと努力できる人」に向いている仕事だと考えます。
看護学生へメッセージ
あさか医療センターでは魅力ある職場環境づくりに努め、知識や技術だけでなく豊かな人間性で患者さまから信頼される人材育成を目指します。
元気イチバン!笑顔イチバン!看護師として楽しく一緒に働きましょう。