「新人スケジュールパス」で成長を見える化
スケジュールパス
新人看護師が目標を見失わずに成長できるよう、「新人スケジュールパス」を活用しています。毎月の到達目標が明確になっており、「今何を学ぶべきか」が分かりやすく示されています。また、病棟ごとの特性に応じた目標も設定されており、専門性を学びながら成長できる環境です。
研修の様子:バイタル測定
研修の様子:与薬の技術
研修の様子:感染管理
一人ひとりの習得状況に合わせて目標を調整できるため、画一的な教育ではなく、自分のペースで着実に成長できます。看護部では他人と比較するのではなく、「昨日の自分より成長すること」を大切にしており、新人が前向きに学び続けられる教育体制を整えています
一人ひとりの成長に合わせる新人教育
新人看護師の成長スピードは人それぞれです。新座志木中央総合病院看護部では、一律の教育ではなく、一人ひとりの成長に合わせた支援を行っています。プリセプターと新人看護師は定期的に目標の振り返りを行い、習得状況に応じて学習計画を調整します。思うように進まない時期があっても、「できない」と評価するのではなく、その人に合った目標へ修正しながら成長を支援します。また、所属長との面談も実施されており、悩みや不安を相談できる機会があります。他人と比べるのではなく、自分自身の成長に目を向ける文化が根付いていることも特徴です。新人が安心して学び続けられる環境づくりが大切にされています。
プリセプターだけじゃない。病棟全体で新人を育てる文化
新人教育をプリセプター一人に任せるのではなく、病棟全体で支えることを大切にしています。新人一人にプリセプターは配置されますが、勤務が異なる日でも周囲の先輩たちが自然にフォローする体制があります。新人の習得状況はスタッフ間で共有されているため、その日の経験機会を逃さないよう声をかけ合いながらサポートしています。こうした取り組みは「困っても困らない環境づくり」という考え方につながっています。先輩同士が連携しながら新人を育てる文化が根付いているため、安心して質問や相談ができる環境の中で、着実に知識や技術を身につけることができます。
経験録で支える、新人一人ひとりの成長
新人教育の特徴の一つが、技術習得状況を可視化する「経験録」です。看護技術やコミュニケーション技術ごとに経験状況を共有することで、新人自身だけでなく先輩看護師も現在の到達度を把握できます。一人ひとりの成長を支える仕組みとして活用されています。
食事援助技術
ME機器の取り扱い
車いす移乗と歩行
「この処置を経験していないから一緒にやってみよう」といった具体的なサポートにつながり、プリセプターが不在の日でも病棟全体で新人を支援できます。さらに、総合病院の強みを生かし、配属部署だけでは経験できない技術については他部署での研修も実施。救急外来の新人が一般病棟で食事介助や生活支援を学ぶなど、必要な経験を補う環境が整っています。部署を越えて連携しながら学びの機会を提供することで、経験の偏りを防ぎ、一人ひとりの成長を支えています。
シミュレーション研修とIVナース認定で実践力を磨く
IVナース研修
知識だけではなく実践力を高める教育を重視しています。その一つがシミュレーション研修です。実際の臨床場面を想定した演習を行い、学んだ知識を実践につなげる力を養います。また、点滴や静脈注射に関する知識と技術を習得する「IVナース認定制度」も実施しています。研修後は先輩看護師の指導のもとで経験を重ね、基準を満たすことで認定を取得できます。認定を取得した新人からは達成感や自信につながったという声もあり、一つの成長の節目となっています。
認定看護師とともに描くキャリアアップ
認定看護師の活動の様子:摂食嚥下障害看護
複数分野の認定看護師が在籍しており、専門性を高めるためのキャリア支援が行われています。院内ではリンクナース制度を導入しており、興味のある分野について学びながら専門知識を深めることができます。また、特定行為研修や専門研修への参加を通じて、自身のキャリア目標に合わせた学びを継続できます。研修修了者には認定バッジが付与される仕組みもあり、学びへのモチベーション向上につながっています。専門分野を深く学びたい方や、将来認定看護師を目指したい方にとって、キャリア形成を支える環境が整っています。
新しい分野に挑戦できる「院内留学制度」
将来のキャリアについて考える中で、「他の診療科も経験してみたい」と感じることもあります。そのようなニーズに応えるため院内留学制度を設けています。興味のある部署へ一定期間研修に行き、実際の看護を体験することができます。異動する前に自分に合っているかを確認したり、現在の部署で必要な知識や技術を学ぶために活用したりと、目的はさまざまです。総合病院だからこそ、多様な診療科を経験できる機会があります。看護師一人ひとりの成長や挑戦を後押しする取り組みの一つとなっています。
頑張りを認め合う「ほめほめカード」とクローバーマーク
新人の努力や成長を認める取り組みも行われています。その一つが「ほめほめカード」です。1年間の成長を振り返る機会として、先輩から新人へメッセージが贈られます。また、新人看護師にはクローバーマークが配布されており、周囲が新人であることを理解しながらサポートできる仕組みもあります。
現在は、1年間の成長を形として実感できるよう、クローバーマークを卒業する取り組みも計画されています。技術や知識だけでなく、頑張りや成長を認め合う文化があることも、新人が安心して働ける理由の一つです。