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スタッフも感じる「アットホームな温かさ」じっくり向き合う看護ができる奥沢病院

病院紹介
公開日

奥沢病院で働く看護師が、病院や看護部についてご紹介いたします。当院への入職を考えている方や興味を持っていただいた方、ぜひご覧ください。

奥沢病院の概要説明

地域における病院の役割と使命

1977年3月に、閉院した病院の建物を全面改装し、21世紀都市型コミュニティホスピタルというコンセプトで新しい経営体制となり開設しました。1999年には中央医科グループ(CMS)の一つ、戸田中央医科グループ(TMG)の法人組み入れとなり、現在の医療法人横浜未来ヘルスケアシステムに至っております。

周囲の医療機関はもちろん、国内外の医療機関と密接な医療ネットワークを持ち、地域の皆さまに寄り添い、地域から愛される、地域に信頼される病院でありたいと考えております。

患者さまの特徴

主に、肢体不自由、脳血管疾患後遺症、神経難病、慢性呼吸器疾患で人工呼吸器を装着する患者さまの看護をしています。

当院は、2024年10月に1単位急性期病棟を障害者病棟とする機能変更で、人工呼吸器を装着される患者さまの病床拡充を行いました。患者さまに寄り添い、非言語的コミュニケーションのノンバーバル看護を実践しています。患者さまの声にならない声を感じ取り、看護師は微細な変化を捉え、表情の変化を汲み取る看護が奥沢病院にはあります。

奥沢病院だからできること

小規模な病院だからこそ実現できること

当院は、2025年4月から急性期病棟1単位を69床から60床へ、2フロア構造から1フロアへ病床ダウンサイジングを行い、障害者病棟へ変更しました。

患者さまがどこの部屋にいても、スタッフが把握できるコンパクトな病棟構造となっています。スタッフ同士の動きも分かりやすく、声掛け、フォロー協力体制をとりやすい病棟と言えます。スタッフに寄り添ったきめ細かい支援ができる教育体制の実現にも繋がっています。

奥沢病院だから経験できる看護

患者さまの意思を尊重し、患者さまに寄り添う医療、看護を実践します。治療が優先されるばかりではなく、患者さまの治療とともに、生活支援、療養環境への支援により沿い、共に考え、ケアリングする看護があります。

奥沢病院ならではの特別な研修

同期との交流を大切にした支え合える教育体制があります。悩みや不安を自分だけで抱えるのではなく、同期と「一緒に乗り越え、共に育っていこう」とする交流をとても大切に捉えています。入職して4ヶ月間は、毎週定期的に開催されるオレンジの会に新入職員が集まり、時間内で自由に交流したり、悩みを打ち明けたり、自由な研修時間を設けて良いリフレッシュの場となっています。

11月にはグループの近隣病院の新入職員が集まり、遠足や食事会など新人リフレッシュ研修が毎年開催され、とても好評を得ています。

奥沢病院において看護師の重要な役割や活躍

看護師による家族支援

当院の看護師は、入院患者さまを地域の生活にお返しする、お戻しすると言った、とても重要な役割を担っています。在宅への退院支援、地域老人保健施設、訪問看護、訪問診療なども、多職種連携で社会資源の活用を図りつつ、ご家族の支援やマンパワーも確認して取り組んでいます。

長期にわたり療養される人工呼吸器患者さまを支えるご家族への家族看護をしっかりと行い、ご家族の気持ちに寄り添っていく看護を大切にしています。お家にいるときのお話や、ご家族の写真などを病室に飾ってご家族の思いにお答えしていく姿勢で看護師は対応をしています。

看取りにおける看護師の重要な役割

人生の最期を迎える患者さま、またご家族と一緒に時間を過ごし、たとえ意識がなくても、声がなくても、お声をかけて、ご家族のぬくもりを感じることができるような空間を整え、配慮を行なうことが看護師の重要な使命と思い対応しております。お別れの時間を安らかに過ごせるように、ご家族のお気持ちに寄り添っていきたいと思っています。

専門チームと病棟の架け橋!リンクナースの役割と人材育成

感染認定看護師、特定行為研修修了者が自身の得意分野で、しっかりとパフォーマンスを発揮し活躍しております。これから特定行為研修を受けたい、認定看護師を目指したいという方のために、キャリアアップ支援体制も整っています。

コミュニケーションが難しい患者さま

障害者病棟の患者さまは、人工呼吸器を装着され、24時間365日臥床して過ごされています。ベッドサイドに足を何度も運んで、声にならない声を感じ取り、意識のない患者さまの表情や目の動き、瞬きの様子、反応であるノンバーバル(非言語)コミュニケーションをしっかりと対応して日々がんばっています。

表情の微細な変化をとらえ、「反応が悪いな」「いつもと目の動き方が違う」など、細やかにその変化を捉える観察力はとても熟練され、情報共有できることを強みとしているのが当院看護師です。微細な変化を捉える力は、毎日しっかりと観察力を用いて患者さまを看ているから分かる、いわゆる五感を研ぎ澄まして看護をしているため身に付いたものです。

奥沢病院の地域貢献を支える看護師の重要な役割

外来には救急対応や外来診察以外に訪問診療があります。看護師の重要な役割は患者さまを支える地域との連携や、地域との交流を主体的に行う事と捉えています。

奥沢病院の目の前には、江戸時代から奉られる奥澤神社があり、町内会との連携・交流があります。町内会との交流は、災害時にも役立つものとして重要な社会参加となっています。

多職種連携チームにおける看護師の役割

多職種チームとの連携を図り信頼関係を構築することで、助け合い支えあえる体制が整っています。患者さまの医療看護を多職種協働のチーム体制で支えることは、患者さま満足に留まらず、スタッフたちの職員満足向上にもつながっています。
多職種連携において、使命感をしっかり持ち、互いに尊重した関係を作ることが看護師の役割です。

奥沢病院の看護部の取り組み・活動

患者さまのQOL向上のための取り組み

患者さまが入院する前の生活自立度や生活背景の詳細を多職種と情報共有し、QOLを低下させないように取り組んでいます。スタッフの実践だけではなく患者さまのやる気を引き出す関わりが大切です。
時に、家族やケアマネジャー、訪問看護師とカンファレンスをおこない、患者さまに沿った目標や介入をしっかりと見つめ対応していきます。

貴院の看護師による病棟レクリエーションの取り組みとやりがい

認知症があっても「患者さまらしく」を大切にしています。日常生活支援の中で、患者さまの好きな趣味や手先の器用さ、好きなことや興味を引き出せるように、塗り絵や折り紙、歌を歌うなどの活動を行っています。

奥沢病院で働く看護師の思い・志

看護師がで大切にしていること

じっくり患者さまに寄り添いたい看護の実践、看護ケア(保清ケア)を大切にしています。

奥沢病院の看護の魅力

  • 患者さまの声なき声をくみ取っていく看護
  • 認知症ケア、認知症の患者さまに安心できる、安心して過ごせる環境づくりへの関わり
  • スタッフ間の関係のよさ、スタッフ間の人間関係が良いところが、患者さまの安心につながる

患者さまの種類

人工呼吸器を装着している患者さまの機械管理が大切です。人工透析患者さまは、長年にわたり透析を行わないと命に係わるため、心理的負担も大きいです。患者さまとの信頼関係を築けないと関わることができない場合があるので、信頼関係の構築を重要と捉えています。

訪問診療は、在宅に医療者が直接お家にお伺いして診察がされるため、患者さまの背景やニーズをしっかりと汲み取って行くことが大切です。併せて多くの情報をとりまとめ、必要な関係者とのコンタクトを図っていくスキルも大切です。

奥沢病院に向いている人

どんな人と一緒に働きたいか、長く働き続けられる適性

  • 患者さまはもちろんのこと、スタッフと信頼できる関係を築くことができる
  • いつも笑顔で、前向きに、患者さまやスタッフに関わることができる
  • 優しさをたくさん伝えることができる
  • キャリアビジョンを実践でき、目標を持てる
  • じっくりと患者さまに向き合い、じっくり看護を実践したい、患者さまを大切にしていく声掛けや態度ができる
  • 思いやりが伝えられる

こんなやりがいがあるため、こんな人に向いている

看護の醍醐味、患者さまの思いを感じて代弁者になって、患者さまの意思を尊重できる看護に向き合いたいと思っている方に向いています。
人間関係が大切なので職場環境はとても良好です。心理的安全性が保たれる環境です。

看護学生へメッセージ

奥沢病院で働いているのは、「奥沢に来てよかった!」と言って頑張っているスタッフばかりです。面倒見の良い先輩やプリセプターが、1年かけてじっくりと教育してくれます。3月末には、プリセプターに感謝の思いを伝える会があり、感動的です。

奥沢病院はアットホームな温かさを患者さまも、スタッフも感じられる病院です。安心していらしてください。「奥沢に来てよかった」と言っていただけるよう、私たちは支えていきたいと思います。

奥沢病院で一緒に活躍しましょう。お待ちしております。

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