看護師1年目のSさん
糖尿病代謝内科・腎臓内科
2020年卒/金沢大学大学院
東京女子医大を選んだ理由は?
大学院時代に1型糖尿病の研究をしていたので、その1型糖尿病の患者数が日本で一番多いと聞いた女子医大を選びました。
病院見学やインターンシップで特に良かったことは?
インターンシップで病棟の雰囲気を見てとてもいいなって思ったのと、あとは外来の見学もさせていただいて、フットケアの外来で看護師さんがしているケアを実際に見学して、その看護師さんのコミュニケーション技術とか、あとは看護技術のすごさに触れることがあったというのが大きいですね。
メールナース会は自分にとってどんな存在ですか?
女子大にはメールナース会というものがございまして、メールナース会で院内に付属している様々な部署から、あの男性看護師が集まっていまして、そこでいろいろ話し合いとかするのですが、普段は会うことがない男性看護師との触れ合いの機会になりましたし、やはり男性看護師って少ないところで、男性の少ない中でも協力し合える場所がすごく心強かったですね。自分の居場所になっているという感じがとてもあります。続きをみる
休みは取れていますか
おやすみはしっかりとれています。やはり最初の頃はお家に帰って、疲れて寝るという生活だったのですが、大体6月頃からだいぶ分ズムを掴めて慣れてきました。6月頃、自分のリズムができてきてからは、自分の趣味である映画や漫画を見る時間もできましたし、お休みの日は、特に女子医大の図書館がとても綺麗で、いろいろな本とか文献もあって、そこでお休みの日ゆっくりと過ごすことも多いです。続きをみる
夜勤はいつから始まりますか?
夜勤はと5月頃から最初の1回は先輩と一緒に入って先輩のフォローをするという形で始まりまして、2回目から受け持ちが始まりました。最初は3人ぐらいだったかなと思います。「大変だ、夜勤だな」と思ったのですが、患者さんに危険が及ばないように先輩と密に調節をしていただいて、安心して夜勤に入ることができました。あとは受け持ちの人数が最初は3人から始まったのですが、だんだん増えていきまして、現在は11人前後ぐらいの受け持ちになっています。続きをみる
入職から1年経っていかがですか?
最初は複雑な難しい患者さんは、先輩が受け持っていたのですが、だんだんとその先輩のフォローも外れてきて、今はだいぶ重症度の高い患者さんも、受け持たせていただいているようになっています。あとは結構コミュニケーションが難しい患者さんに対してもだんだん自信がついて対応ができるかなと思います。それに伴って自信も結構ついてきましたね。最初は業務をこなすことで精一杯だったのですが、今は空いた時間を使って患者さんとお話をしたりする時間が作れるようになりました。 続きをみる
病棟の雰囲気を教えてください
正直、最初入職した時に新型コロナウイルスの影響で糖尿病センターというものが一回廃止になってしまって、現在の病棟に配属になったのですが、1年経ってもともと糖尿病センターにいた先輩看護師さんたちが、うちの腎臓内科に入ってきてくださって、もともと学びたかった糖尿病のこと、勉強、看護が色々今学べているという状況ですね。
最初腎臓内科だったっていうことで、腎臓内科のそこに特化した先輩たちからいろいろ学びをいただくこともできていています。やはり腎臓と糖尿病は切っても切れない関係があると思っているため、糖尿病に関わる勉強モチベーションを維持しつつ、腎臓と糖尿病を関連付けた勉強ができていると思います。続きをみる
1年経って看護師として嬉しいと感じた瞬間を教えてください
1年生としてプライマリーという担当の患者さんを持つということが、始まりまして、その中で初発の一型糖尿病の男性を受け持ちました。その方は外国の方でして、日本と違う文化ですごい苦労をしている中で、糖尿病の発症っていうことだったので、その人の葛藤とか苦悩とかもあったのですが、葛藤や苦悩に寄り添って、その人の退院後の生活リズムを考えて、よく一生懸命関わって、いろいろ教育とかもしていました。それから最後のタイミングで、奥さんと本人にありがとうっていう言葉を伝えていただけたということが大きいですし、次回の外来で外来の記録を見たときに、自分でしっかりと血糖コントロールやかンスリンもできていて、実際血糖値の値も少し落ち着いていたというのがとても嬉しいエピソードです。 続きをみる
看護の核となっているものは何ですか?
学生時代に出会った1型糖尿病の子供たちです。学生時代に一型糖尿病のサマーキャンプというものを、自分の大学出身大学が開催していまして、そこで最初はボランティアとしてサマーキャンプに参加してそこで1型糖尿病の子どもたちと触れ合った、出会ったことがきっかけです。やっぱり大人でもインスリンや血糖コントロールをうまくできなくて生活に溶け込めなくてコンプライアンスが不良になってしまうという方も多いのですが、そこで学生時代に出会った1型糖尿病の子供たちです。学生時代に一型糖尿病のサマーキャンプというものを、自分の大学出身大学が開催していまして、そこで最初はボランティアとしてサマーキャンプに参加してそこで1型糖尿病の子どもたちと触れ合った、出会ったことがきっかけです。やっぱり大人でもインスリンや血糖コントロールをうまくできなくて生活に溶け込めなくてコンプライアンスが不良になってしまうという方も多いのですが、そこで逢った子どもたちは自分で血糖管理、インスリンを小学生とかでもちゃんとしていて、そういう現場を見たということが、今のあの看護の核に繋がっているきっかけなっているかなと思います。あとは大学院に進学しまして、その主催している研究室に進んだので、次はボランティアから主催側、開催側ということで、サマーキャンプに関わらせていただきまして、そこで自分の教わっていた教授の、人柄に触れることもできまして、その1型糖尿病の子どもたちが大人になった時に、まあ報告し合える場所、憩いの場所っていう場所を提供できているということについて、すごくいいことだなと思いました。 続きをみる
これからのキャリアで目指していくもの何ですか
そうですね。今の臨床もとても楽しいのですが、やはりもう一つ、教える立場になるということももう一つの方向性として考えています。あとは、女子医大の先生を目当てに来る患者さんというのも多いと思うのですが、それと一緒に女子医大の外来看護師とか、女子医大の病棟の看護師に対して、この人がいいと目当てに来る患者さんが増えると嬉しいかなって夢が広がります。 続きをみる