安心の新人教育。プリセプター制度と集合教育
「こんな大きな病院でやっていけるだろうか」と不安になる入職直後、1年目の看護師が熟達者と共に行動し協働して看護実践します。熟達者と協働することで論理的な看護実践や患者さんとの関りを教わったり、体感することができます。同時に安心してチームの一員として参画することにより配属部署の看護の特徴を掴めます。「自分もチームの一人なんだ」と徐々に実感できる1ヶ月になります。
シャドウイング
精神的な支えとなるのがプリセプターです。新人看護師が相談しやすいように気にかけてくれるので、1人で不安になることはありません。入職後3ヶ月間はプリセプターとともに行動し、現場で必要な知識や技術を習得します。期間終了後もプリセプターをはじめ、クリニカルコーチやチーフナース、主任や師長含めチーム全体でサポートしていきます。
プリセプター
新人看護職員研修～研修での学びを明日からの実践につなげよう～
年に3～4回研修があり、1年を通して看護観や社会人・職業人としての姿勢を考え、同期と共に学びあえる研修です。それぞれの専門領域のスペシャリストの方が「ここが知りたかった」という内容を丁寧に教えてくれます。現場での体験と研修での知識が繋がり、成長を実感できる場となります。何よりも各研修に設けられている新人Caféで、部署を超えていろいろな領域の同期と悩みを共有し合うことが支えとなり、励みにもなりますよ！
【主な講義内容】
■1ヶ月研修
・シャドウイングでの学びを振り返ろう
・電子カルテを用いた情報収集の方法を知ろう
新人Café（新人看護師同士の語り合い）
■3ヶ月研修
・フィジカルアセスメントからはじまる全人的アセスメント
・地域で暮らす生活者を全人的に捉えるとは
・報告・連絡・相談から考えるリーダーシップ
・正しい看護記録の表現を知ろう
■8ヶ月研修
・日々の自分自身の感染対策を振り返ろう
・患者と医療者の安全を守り、未来の事故を防止しよう
・急変時の看護記録の表現を知ろう
■まとめ研修
・看護専門職としての姿勢と看護体制
・急変を起こさない看護、急変に備える看護
・生活者としての患者を支える看護
充実した継続教育でキャリアアップ
大学病院だからできる！多彩な研修メニューが自慢です。キャリアラダーにそって目標を設定し、研修を通して無理なく成長できます。看護部主催の教育研修、スペシャリストと連携した専門領域スキルアップ研修（年間12領域50回開催）もあります。
全国的にもスペシャリストの多い病院のひとつで、自分のやりたい看護を模索し、実現できる場所、自分のなりたい姿を目指せる環境を提供しています。キャリアを重ねるなかで、自らの専門分野における知識・技術を追求し、教育や研究に取り組む環境や制度が拓かれています。2025年現在、「専門看護師：8領域22名」「認定看護師：18領域33名（うち、4名は特定行為研修修了者）」「診療看護師：9名」が活躍しています。
さらに、当院には「エキスパートナース」制度があります。臨床経験8年以上の実績のうえ独自の専門分野を決めて、選考試験により認められるものです。HIV/AIDS看護やVAD(補助人工心臓)看護など、7領域で7名のエキスパートナースが組織横断的に活躍しています。このようなスペシャリストの資格取得のためのキャリア支援制度やサポート体制が整っています。資格取得に応じた手当ても充実しています。
