早期から実践力を身につける段階的な新人研修
入職直後から始まる基礎研修
新入職者オリエンテーション
新人研修は入職直後からスタートし、全職種を対象とした新入職者オリエンテーションをはじめ、看護部独自の新入職者オリエンテーションを実施しています。医療安全や基礎知識を学びながら、現場で必要となる土台をしっかりと身につけていきます。
注射研修
その後は電子カルテの操作研修や注射実技研修を行い、先輩の協力のもと実際に採血の練習をします。集合教育では、ベッドメイキング、体位交換、おむつ交換、更衣介助などの基礎看護技術に加え、医療機器の操作手順も段階的に学んでいきます。
採血練習
全部署を経験するローテーション研修
4月中旬から5月にかけてはローテーション研修を実施しています。約1ヶ月半の期間で全部署を回り、1部署あたり3日程度かけて現場を経験します。各病棟ごとに必ず経験する技術が設定されており、一通りの基礎技術を身につけたうえで配属となります。配属前に現場の雰囲気や業務内容を理解することで、自分に合った分野や働き方を見つけやすい点も特徴です。6月からの配属にスムーズに移行できるため、実践経験を積んだ状態でスタートでき、新人にとって大きな自信につながります。
「サークルサポート」チームで育てる独自の教育体制
羽生総合病院では、従来のプリセプター制に代わり、チーム全体で新人を育てる「サークルサポート」を導入しています。マンツーマン指導に伴う負担や相性の問題を解消するために生まれた独自の取り組みで、約10年にわたり継続されています。新人は特定の先輩だけでなく、ベテランや管理者を含めたスタッフ全員に支えられながら成長していきます。誰にでも相談しやすい環境が整っているため、一人で悩みを抱え込むことなく、自分のペースで確実にスキルを身につけられる点が大きな魅力です。
安心して成長できるPNSによるペア看護体制
看護方式にはPNS(パートナーシップ・ナーシング・システム)を採用しており、常に先輩とペアで業務を行う体制が整っています。観察や記録、判断を一人で抱え込むのではなく、その場で相談しながら進められるため、臨床判断力の向上にもつながります。情報共有による業務効率化や休憩の取りやすさも大きなメリットです。チーム全体で業務を調整する「リシャッフル」により、残業を抑えながら働ける環境も実現しています。新人にとっては、安心と成長の両方を実感できる働き方です。
※リシャッフルとは、チーム内で業務が偏った場合、他のペアがフォローする仕組みです
例:忙しいペアの入院対応を別のペアが担当
ラダーシステム
当院では、看護師の成長段階に応じたラダーシステムを導入しています。新人からレベルⅣへと段階的に看護実践力を高め、個別性のある看護から予測的判断、QOLを見据えた看護へ発展します。まずは、基本的な看護手順に従い必要に応じて助言を受けながら看護実践を行っていきます。
レベルが上がっていくと、特定看護師・認定看護師などのスペシャリストを目指すのか、幅広い診療科で経験を積みジェネラリストとして活躍していくのか、看護管理者として進むのかというキャリアプランを描くことが可能となります。
成長の幅を広げる離島・僻地研修
徳洲会グループの関連施設と連携して実施しており、希望者は離島や僻地での研修にも参加することができます。普段とは異なる地域医療の現場に触れることで、より幅広い看護経験を積むことが可能です。研修は3ヶ月単位で行われ、全国の関連施設へ派遣される仕組みとなっています。応援と研修を兼ねた取り組みで、限られた環境の中で患者さまと向き合う力や判断力を養うことができます。自然に囲まれた環境での生活はリフレッシュにもつながり、「また行きたい」と感じる看護師も多い人気の制度です。新しい経験を通して視野を広げたい方にとって、魅力的な機会となっています。