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看なろ編集部が、平塚市民病院のインターンシップに参加してみた!

インターン・見学会
更新日 公開日

看なろ編集部がインターンシップで目にした病棟の雰囲気や、師長や副看護部長、先輩看護師による参加者への対応など、インターンシップに参加したからこそ実感できたことをまとめました。
平塚市民病院のインターンシップが気になっている方や、他の病院のインターンシップと比較してみたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

今回参加したインターンシップ

今回、看なろ編集部は平塚市民病院のインターンシップに参加してきました!

平塚市民病院は湘南の海に近い、神奈川県平塚市に位置する公立の急性期病院です。「断らない」救急、救える命を救うことをコンセプトに看護を提供しています。

空から見た平塚市民病院

今回参加したインターンシップはこちらです。

先輩看護師と現場をまわり、看護の体験ができるとのことですが、実際はどんな様子なのでしょうか?

インターンシップ参加当日!

リクルートスーツを着た看護学生が続々と到着しました。当日の参加者は15名です。到着後はそれぞれの学校の実習着に着替え、オリエンテーションが行われる研修室に集合します。学生のみなさんはまだ少し緊張しているように見えます。

9時 オリエンテーション

オリエンテーションでは、当日のタイムスケジュールの説明を受けて、病院や看護部、各病棟についての話を聞きます。フリーディスカッションの時間では、看護学生同士で自己紹介を行っていました。

9時20分 3班に分かれて病棟に移動

師長や病院総務の先導で3班に分かれてそれぞれが看護体験を行う病棟へ。看なろ編集部は、4D病棟で体験する5名の学生と行動を共にします。

先輩看護師を見てみよう!病棟で看護体験

各病棟で看護体験開始です。看護体験では先輩看護師が働く様子を見学していきます。

9時30分 各病棟にて先輩看護師と顔合わせ

まずは4D病棟の師長と、看護体験を担当してくれる先輩看護師に挨拶です!学生は緊張した面持ちでしたが、病棟の師長も明るく迎え入れてくれました。

担当してくれるのは4~5年目の先輩看護師で、学生1~2名に対して先輩看護師が1名ついてくれます。少人数なので個々のペースに合わせてもらえるようです。

4D病棟での看護体験

病棟内は忙しそうな雰囲気です。先輩看護師はテキパキと仕事をしています。そして先輩看護師はみんな歩くのが速いです!忙しい雰囲気の中でも業務の片手間ではなく、しっかりと学生と向き合ってくれていました。

病室に入る前はガウン、手袋を着用していました。患者さんのベッドサイドに行くときは、学生の緊張も高まります。患者さん1人につき、10分から15分程度、先輩看護師が行う処置を見学していました。次の患者さんのところに向かう際は、ガウンと手袋を交換して、しっかりと手指消毒を行います。

病室に入る前の先輩看護師と看護学生病室に入る前の先輩看護師と看護学生

患者さん対応以外の時間は、患者さんがいない病室で、医療機器の説明や病棟の特徴などを終始和やかな雰囲気で説明してもらえます。この日はナースコールが鳴り、病室で患者さんの対応をする先輩看護師の様子をうしろから見学できました。

心電図モニターの説明を受ける看護学生心電図モニターの説明を受ける看護学生

ナースステーションでは点滴の作り方を教えてもらいました。真剣にメモを取りながら話を聞いている学生の姿が印象に残っています。

点滴の作り方の説明を受け、真剣にメモを取る看護学生

ベッドサイドでは患者さんに提供する看護を見学できる一方で、ナースステーションでは医師や先輩看護師の様子を見ることができました。教育の様子やスタッフ間の関係性、慌ただしさといった病棟の雰囲気が伝わってくるため、看護学生が自身の働く姿をイメージしやすい環境です。

ナースステーションで説明を聞く看護学生ナースステーションで説明を聞く看護学生

今回のインターンシップでは部分的に撮影していたので、残念ながら看護体験の全容を見ることは叶いませんでしたが、病院や病棟の雰囲気は知ることができました。病棟によっては、清拭、足浴、搬送、シーツ交換、離床介助などの体験も行っているようです。

リラックスした雰囲気の座談会

看護体験の病棟から戻ってきて、すべての班が合流します。病棟で張り詰めていた緊張の糸がほぐれ、少し疲れが出ていたようでしたが、リラックスした様子で同じ学校の学生と笑顔で再会する姿が見られました。

11時 座談会スタート

みんなで輪になって座談会の準備完了です。病棟を案内してくれた先輩看護師2名と、師長、副看護部長も参加します。

輪になって座る、インターンシップに参加した看護学生と先輩看護師たち

座談会は、「最近、感動したこと」をひとりずつ語るエピソードトークで始まりました。看護学生らしく実習の感動エピソードが多いなか、家族やプライベートの話、漫画やアニメ、スポーツなど、とてもバラエティに富んでいます。

トーク中は師長や副看護部長が率先して話を盛り上げてくれました。病棟での看護体験とはまた違った空気感で、学生もすっかりリラックスしており、笑いの渦に包まれる場面もあるなど、終始穏やかで楽しい雰囲気でした。

学生のほか、師長や副看護部長、採用担当、看なろ編集部までエピソードを語り、あっという間に1時間が経過しました。トークテーマは日ごとに副看護部長の思い付きとのことなので、他のテーマでもぜひ参加してみたい気持ちになる座談会です。

座談会に参加する看護学生

先輩看護師への質問タイム

座談会の最後には、入職4~5年目の先輩看護師に質問できる時間が設けられていました。参加者は先輩看護師に次のような質問をしていました。

  • 働いていて辛いことがあった時の解消法は?
  • 実習の時と入職してからのギャップは?
  • 平塚市民病院を選んだ決め手について

前半のエピソードトークよりも、働くことを具体的に意識した質問内容です。エピソードトークで場があたたまり、質問しやすい雰囲気ができあがっていました。先輩看護師たちは質問に対して自分の体験談も踏まえながら丁寧に回答してくれます。

看護学生の質問に答える先輩看護師

先輩看護師が思う“インターンシップに参加する意義”

先輩看護師たちは病院選びについて、自分に合う・合わないをしっかり確かめて欲しいと言っていました。そのためには実習のほか、インターンシップで病院に行って自分の目で確かめることが大切とのことです。人それぞれに「自分に合う雰囲気」があるため、具体的な例を出すことは難しいようです。だからこそインターンシップに参加する意義があるのだと改めて感じます。

先輩看護師の話を聞く看護学生

座談会の最後にひと言コメント

最後は、師長2人、採用担当、副看護部長がそれぞれ、ひと言コメントで座談会を締めます。「平塚市民病院に応募してね!」と言いそうなところですが、そうではなく、いろいろな病院を知って欲しいと言っていたのが印象的でした。インターンシップを通して病院を知って、合う・合わないを感じた上で、雰囲気にマッチしたら応募してほしい、といった姿勢でした。

また、師長の言葉がとても印象に残っています。
「コロナが落ち着いているので、座談会のテーマでもあった『感動したこと』をたくさん経験・体験してきて欲しい」
コロナ禍で行動を制限された看護学生の心にも届いたのではないでしょうか。

インターンシップ終了!

座談会を終えて、最後に体験の内容や感想をアンケートに記入します。看護体験では印象に残るシーンも多く、書くことには困らなかったのではないでしょうか。アンケートを提出したらインターンシップは終了です!
希望者はインターンシップが終わった後に看護師寮の見学ができるようで、3名ほどが看護師寮の見学に向かいました。

今回参加をしてみて

今回参加したインターンシップを総評すると「雰囲気が良い!」。看なろ編集部も入職したいと思うほどでした。

看なろ編集部が、インターンシップの合間に病棟案内してもらったときの様子を思い返すと、副看護部長がすれ違う看護師一人ひとりに明るくひと声かけて、言葉を交えている様子が印象的でした。副看護部長と看護師一人ひとりの関わり合い方が見えてきました。
現場に来ないとわからない雰囲気があることから、インターンシップはまさに、現場でしかわからない「病院の雰囲気」を体感できる場だと実感します。

和やかな雰囲気づくりをはじめ、平塚市民病院のインターンシップは看護学生への思いやりが溢れていました。次はぜひ自分の目で確かめてみてください。

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