国立病院機構 舞鶴医療センターの新人教育
全国140病院共通の「看護職員能力開発プログラム」
ACTyナース
国立病院機構が目指す看護師像、国立病院機構の理念に沿った看護を実践できる看護師をNHO-ACTyナースと呼び、必要な能力を段階的に習得できるよう、レベルを設定しています。
レベルⅠ
入職後は看護実践に必要な基本的能力の習得に努める段階です。新人看護師一人ひとりに対して看護師全員が育成に関わることで、相談しやすい環境を用意しています。ベースとなる知識やスキルが着実に身に着きます。
レベルⅡ
チームの一員として、看護師それぞれが自分の果たす役割を認識し、メンバーシップを発揮します。後輩と一緒に学び合いながら、患者さまに行われる援助の意味を理解したうえで看護を実践し、“振り返り”を積み重ねることで実力を伸ばしていきます。
レベルⅢ
患者さま一人ひとりに対して的確な対応を求められる段階へと移行します。日ごろ行っている看護ケアに対して、より深く掘り下げて自ら研究する態度で臨みながら自分自身の看護に対する考え方を確立します。後輩に対しては学習を支援します。
レベルⅣ
この段階からチームリーダーとしての役割を自覚し、その中心として主体的に行動できる力を習得します。看護師だけではなく、多職種と協働できる力を発揮します。また、指導者としても力を発揮し、後輩の成長を支援します。
レベルⅤ
専門性を発揮して患者さまの思いを汲み取り、高い倫理観に基づき看護実践の役割モデルとなります。また、チームで学習できる環境を整え、後輩へも教育的に関わることで共に成長し合います。