一歩ずつ確実に成長できる教育体制

新人看護師が学ぶべき目標と内容を1年間を通して学習していけるようにスケジュールが組まれています。新人看護師を部署全体で支援する体制をとり、全員で育てる姿勢を大切にしています。当院の臨床研修制度の特徴は、配属部署で学んだ知識や技術の習得状況の確認と、フォローアップを目的として定期的に集合研修を実施しています。配属部署だけでは学べないことを院内留学という形で、他部署で提供している治療や看護を学ぶ機会を設けています。
1年間のスケジュール
【4月】
・新採用者オリエンテーション
・技術研修(静脈採血・排泄援助など)
【5月】
・技術研修(急変時対応・心電図など)
・多重課題シミュレーション
【6月】
・夜勤研修
【9月】
・看護倫理
・静脈注射研修
【10月】
☆院内留学
⇒手術室、集中治療室、外来、通院化学療法室、緩和ケア病棟といった新人看護師が配属されない部署でそれぞれ1~2週間研修し、院内で提供している治療や看護を学びます。
【11月】
・新採用者懇談会
【2月】
・緩和ケア研修
県立病院の教育システム
新採用者研修

地方公務員研修を受講後、技術訓練(感染予防、BLS、摂食嚥下、スキンケアなど)や各病院の専門性に合わせた研修を行っています。一人ひとりがポートフォリオを持って、自己研修の記録を残すようにしています。新人看護師がステップアップできるように支援しています。
看護体制

チームナーシングとプライマリーナーシングを併用し、新人看護師を支援しています。主にプリセプターと実地指導者が新人看護師を支援し、安心して成長できるようグループでサポートしています。
キャリア支援
千葉県看護職員クリ二カルラダーに沿って、レベルⅠ~レベルⅤまで段階的にステップアップできるような教育体制を整えています。基礎研修、専門研修、役割別研修などの研修を行っています。病院の専門性にあわせた研修を各病院で実施しており、専門看護を学ぶことができます。基礎を習得した後は、専門看護師、認定看護師を目指すことができます。
キャリア形成をサポートします!
専門分野において高い知識・技術をもち、県立病院の看護の質の向上に貢献できる専門看護師、認定看護師の育成に力を入れています。認定研修は出張扱いとなり給与・交通費が支給され、専門看護師は自己啓発休業制度や部分休業制度を利用するなど、個々のキャリア形成を支援しています。
当院で活躍する専門看護師・認定看護師

各認定領域の活動ができるよう環境が整っており、兼務者は週1回程度の活動日となっています。
【専門看護師】
・がん専門看護師/5名
【認定看護師】
・感染管理認定看護師/2名
・緩和ケア認定看護師/2名
・皮膚・排泄ケア認定看護師/3名
・がん性疼痛看護認定看護師/2名
・乳がん看護認定看護師/1名
・がん化学療法看護認定看護師/2名
・がん放射線療法看護認定看護師/1名
・摂食・嚥下障害看護認定看護師/1名
・手術看護認定看護師/2名