段階的に1年目からじっくり学べます!
横浜医療センターでは、レベル別5段階のプログラムを立てています。一歩ずつ確実に進めていくことで、看護師としての自信をつけ、患者さまに最適な看護を提供できるようなります。
●レベル1【新人】
安全な看護を提供できることが目標。フィジカルラボトレーニングで技術を磨き、夜勤体験では勤務に慣れるための生活リズム作りから行います。
●レベル2【少し周りが見える】
認定看護師・リーダーナースからアドバイスを受けながら、看護観を育てていきます。
●レベル3【少し先輩】
自分の経験と確かな知識を伝えられるレベルを目指します。自分が進む道を考えていく4年目のリーダートレーニングへと続いていきます。
1年間の新人教育プログラム
新人ナースを対象に、1年間かけて看護実践の基礎作りを行う新人教育プログラムを導入しています。4月にオリエンテーションを行い、1~2ヶ月ごとに単元を区切って実践経験を積んでいくことで、基本的な看護力の習得を支援しています。先輩看護師やプリセプターと一緒に、OJTで応用力を培っていきましょう。
●新人技術研修
看護実践に必要な基礎的な能力を身につけることを目標としています。体位変換、移送、点滴準備、採血など、技術演習を中心とした研修を行っています。一時救命処置といわれるBLSはシミュレーターを使用し、胸骨圧迫、AEDの使用などを体験することで、急変時の対応がイメージできるように支援しています。
●院内集合研修
年間を通して、医療安全、感染防止対策、看護倫理など演習を中心とした研修を行っています。中でもフィジカルアセスメントは、看護を行う上で患者さまの状態を把握するためにとても大切です。認定看護師によるフィジカルアセスメント研修で、患者さまの観察の基礎を学び、異常の早期発見ができるように支援しています。
●e-ラーニング
当院では学研メディカルサポートによる e-ラーニングを取り入れています。基礎演習コース、中堅コース、リーダー育成、看護管理コース、重症度、医療・看護必要度コースなど、幅広い研修テーマが組まれています。技術の確認ができるような動画の視聴もできます。スマートフォンでの視聴も可能なため、場所を選ばずにいつでも学習できることがメリットの一つです。知識、技術の振り返り、疑問点の解決方法として有効に活用しています。
新人バッチでフォローします
当院では新人看護師のみがつける「新人バッチ」を取り入れており、多くの職員が働く中で、先輩看護師が新人をフォローしやすい体制を整えています。
キャリアアップを支援します
看護実践に必要な基本的能力を習得した後は、レベルに応じてキャリアアップを支援しています。皆さんには、チーム医療の中で、後輩をフォローできる頼れる先輩としての活躍を期待しています。ゆくゆくは、専門性の高いスペシャリストや幅広い経験を持つジェネラリストになることを目指して、自分の適性に合ったステップアップをしていきましょう。
専門看護師・認定看護師による勉強会があります
横浜医療センターでは、2分野の専門看護師、13分野の認定看護師が在籍しており、患者さまへ水準の高い看護を提供しています。また、医療従事者向けに勉強会を開催していて、各分野の熟練した看護師が講師を務めています。
【専門看護師】
精神看護専門看護師、感染症看護専門看護師
【認定看護師】
認知症看護認定看護師、慢性心不全看護認定看護師、感染管理認定看護師、緩和ケア認定看護師、がん化学療法看護認定看護師、救急看護認定看護師、脳卒中リハビリテーション看護認定看護師、小児救急看護認定看護師、摂食・嚥下障害看護認定看護師、手術看護認定看護師、集中ケア認定看護師、皮膚・排泄ケア認定看護師、がん薬物療法看護認定看護師
経験を積んで管理職も目指せます
さらなるキャリアアップを目指す方には、看護管理者としての能力開発プログラムも用意しています。看護部全体に貢献しながら、自身も成長できる環境が整っています。
特定行為研修指定研修機関に指定されています
横浜医療センターは、2020年に特定行為研修指定研修機関に指定されました。当院では心臓血管外科・脳神経外科分野を中心とした年間約6,000件の手術を実施しており、その技術力を活かして術中麻酔管理領域の研修を行っています。