戴帽式では何を誓う?「誓いの言葉」例文20選と失敗しない作文のコツ
看護師を目指している方なら一度は憧れをもつ戴帽式。
今回の記事では、戴帽式(戴灯式・宣誓式)に臨む際の心構えや「誓いの言葉」の例文など具体的に紹介していきます。ぜひ、この記事を読んで戴帽式当日を晴れやかに迎えてくださいね。
戴帽式で表明する「誓いの言葉」とは?
戴帽式で表明する「誓いの言葉」では、看護師としての理想像や看護師として働く上での自分なりの理念を宣言します。臨地実習に臨む前に看護職に携わる人間であるという自覚を持って臨むようにしましょう。
戴帽式「誓いの言葉」具体例20選
- 私は看護師として、質の高い看護を提供するために学びを深めていくことを誓います。
- 私は患者さまの立場に立って考えられる看護師になります。
- 私は看護師としての自覚を持ち、患者さまを第一に考えられる看護師になります。
- 私は患者さま一人ひとりの生命にしっかりと向き合える看護師になります。
- 私は嘘偽りなく、患者さまとまっすぐに向き合うことを誓います。
- 私は笑顔を絶やすことなく、優しさを持った看護師になります。
- 私は責任感ある看護師になります。
- 私は患者さまに誠実に向き合う看護師になります。
- 私は常に向上心を持って看護にあたることを誓います。
- 私は患者さまのお話をしっかりと聞ける看護師になります。
- 私は協調性を大切にし、チームで看護にあたる意識を持って行動します。
- 私は患者さまにわかりやすく説明できる看護師になります。
- 私は謙虚な姿勢で学び続けることを誓います。
- 私はどんな環境でも常に前向きであることを誓います。
- 私は患者さまが心を開いてくれるよう患者さまに根気強く寄り添うことを誓います。
- 私は患者さまが安心できる存在である看護師になります。
- 私は視野を広く持ち、さまざまな角度から物事を考えられる看護師になれるよう努力します。
- 私はエビデンスを大切にし、根拠のある看護を提供する看護師になります。
- 私は患者さまの言葉だけでなく、表情や行動にも目を向けられる看護師になります。
- 私は患者さまの苦痛を理解するよう努め、できるだけ安楽な看護を提供できる看護師になります。
- 私はチーム医療の重要性を理解し、他職種との連携を大切にできる看護師になります。
- 私は患者さまの生活背景にも目を向け、疾病だけでなく全体像を把握するよう努めます。
お悩み解決!「戴帽式に向けての決意」作文のまとめかた
戴帽式に向けての作文を作成する場合、以下の点を自分の言葉でまとめてみるとよいでしょう。
看護師を目指そうと決意した頃の思い、実際に看護学校へ入学し勉強を始めてどう感じたか、そして臨地実習を目前にした今の思い、最終的にどういった看護師になりたいのか、自分なりの看護師としての理念などを具体的にまとめてみましょう。
具体的に何を書く?作文をまとめる際の具体例
まとめる際には主観的に自分の言葉でまとめるようにしましょう。
作文を提出する目的には、医療職としての責任の重さを自覚してもらい、自分なりの看護観を考える機会にするため、提出を求める場合が多いです。そのため、「自分の言葉で自分の想いをまとめる」という点が大切です。抽象的な表現ではなく、どんな些細なことでも良いので、どんな看護師になりたいのか、看護師になって患者さまとどういった関わり方をしたいのかなど、具体的に記載するとあなただけの看護師としての理念をはっきりさせる機会になるはずです。
上記の点を踏まえた例文を以下にまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
「私は幼い頃から体が弱く、幼少期は入退院を繰り返していました。そのため、看護師の方々と接する機会が多くありました。病気で苦しい時にはいつでも優しく声をかけてくれて、笑顔で接してくれる看護師の方々は、いつしか憧れの存在となり、看護師を目指すきっかけを与えてくれた存在です。
看護学校に入学してからは、自分の夢への第一歩を踏み出せた気持ちです。専門科目を学べる喜びを感じ、少しずつですが、夢に向かって進んでいると思っています。これから始まる戴帽式を前に、看護に携わる一員としての自覚を持ち、常に謙虚で学ぶ姿勢を持って臨みます。また、常に笑顔で患者さまに接することのできる看護師になるという決意を持って臨みたいと思います。」
戴帽式の後は臨地実習で慌てないための準備をしよう
戴帽式は何のための儀式?
戴帽式は、臨地実習に臨む前にナースキャップを受け取り、看護師としての意識と責任を自覚するための儀式です。
一般的な戴帽式では、教員からナースキャップを受け取った後にキャンドルへあかりを灯し、そのあかりの中でナイチンゲール誓詞を朗読します。
しかし現在では、院内感染予防の観点からナースキャップを使用していない病院がほとんどです。それに伴い看護学校でもナースキャップを使用せずに戴灯式や宣誓式として同様の儀式を行なっている学校もあります。
戴帽式で誓った言葉を胸に、臨地実習に臨みましょう。実際に患者さまと関われる現場は学びの連続です。現場での臨場感を味わいながら、自分の看護師としての理念を大切に、臨地実習を送ってくださいね。