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看護学生はどのくらいアルバイトできる?月収は?

学生生活
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看護学生はどのくらいアルバイトができて、いくらくらいの月収になるのでしょうか。気になる実習期間のアルバイト月収も解説しています。これからアルバイトをしようと考えている方は、看護学生のためのアルバイトの選び方や、学業と両立するためのコツも参考にしてみてくださいね。

アルバイトの月収は多い月で約80,000円

高校を卒業し、看護学生になるとサークルや飲み会などの付き合いも増えてきます。自由に使えるお金を稼ぐため、放課後や休みの日にアルバイトをしている学生も多いです。

では実際にアルバイトをすると、月にどのくらい稼ぐことができるのでしょうか?地域や仕事内容で時給は異なりますが、平均的な時給である1,200円で計算してみましょう。

【平日】週3回、放課後に3~4時間程度のアルバイトを行った場合の収入

時給1,200円 × 3(4)時間 × 週3回
= 10,800円(14,400円)

【土曜日】朝から夕方まで7時間程度のアルバイトを行った場合の収入

時給1,200円 × 7時間 × 週1回
= 8,400円

平日と土曜日を合わせると、週19,200~22,800円です。月収に換算すると76,800~91,200円になるため、80,000円程度稼ぐことができるといえます。

実習期間の月収は約30,000円

看護学生には実習や演習、筆記試験の他に実技試験などがあるため、平日週3回のペースで働くことが難しい時期もあります。また、学年が上がるにつれて忙しさが増し、最終学年では国家試験も控えています。

実習中は毎日記録の提出などがあるため、放課後のアルバイトは難しいです。土曜日だけ働くとなると、30,000円程度の月収になります。

看護学生のためのアルバイトの選び方

居酒屋やカフェなどのアルバイトは学生全般に人気があります。他校の学生との出会いがありコミュニティが広がるだけでなく、社会経験も積むことができるためです。では、看護学生にはどんなアルバイトが向いているのでしょうか?

アルバイト選びで考慮したい3つのポイント

看護学生がアルバイトをする上で考慮しなければならない点が3つあります。

①時期の問題、②体力の問題、③休みの問題です。

まずは「①時期の問題」について説明します。大学は3年生の後半から、専門学校は3年生の前半から実習のピークを迎えるため、アルバイトをできる時間が少なくなります。
長期的にアルバイトをしたいと考えているのであれば、座学授業が多く放課後の時間を活用しやすい1~2年生のうちに始めましょう。

次に「②体力の問題」についてです。看護学生といえば「忙しい」というイメージを持っている方がほとんどではないでしょうか。授業や実習に追われ、それだけで体力を消耗してしまいそうです。体力を使うような重労働のアルバイトをしていると、疲れ切って授業中に寝てしまったり頭が働かないなんてこともあります。
自分の体力を考慮して、授業や実習に影響が出ない程度のアルバイトを探しましょう。

最後は「③休みの問題」です。看護学生は課題の提出や実技の練習で、放課後も学校に残ることが多いです。事前にスケジュールを組むことができない場合、急にアルバイトを休まなければならない時もあります。アルバイトが忙しくて勉強の時間が取れず、単位を落としてしまったら本末転倒です。
勉強がおろそかにならないように、休みについては融通をきかせてくれるアルバイトの方が、長く続けることができるでしょう。

①~③の点を踏まえて、アルバイトを探してみてください。シフトを多く入れられてしまったり、思っていたよりも忙しくて続けられない…なんてことが起こらないためにも、アルバイト選びは慎重に行いましょう。

短期アルバイトの魅力

長期のアルバイトのほか、1日だけの単発の仕事や、2~3週間などと期間が決められた短期間の仕事もあります。

1日だけの単発の仕事は、イベントスタッフや仕分け作業が多いです。日給にすると8,000~10,000円稼ぐことができ、日払い制度があるのも魅力的です。アルバイトの求人サイトに登録すると、いろいろな求人がメールで送られてくるため、アルバイトを探しやすくなります。また、その日限りで働くことができるため、時間の余裕を有効に活用できます。

短期間の仕事は夏休みなどを活用して集中して働くことができるため、時間にメリハリをつけることができます。普通のアルバイトと比べて高時給の募集も多いです。

1年生のうちは実習や国家試験の勉強がないため、夏休みを比較的自由に活用できます。大学は1か月半~2か月程度、専門学校は1か月程度の夏休みがあるため、泊まり込みでリゾートバイトをしたり、食品関係の工場のアルバイトをするのもおすすめです。
時給1,500円以上といった高時給の求人も多く、学生に人気があります。夏休みの1か月前から探し始めると良い求人が見つかるでしょう。

看護学生の夏休みにやっておいたほうがいいこと

就職活動にも役立つ!病院のアルバイト

看護学生ならではのアルバイト先に病院があります。病院では、看護補助者(看護助手)として看護学生を募集しているところも多く、時給は1,200~1,700円です。Webサイトに求人を掲載している病院もあります。

学生の頃から看護の現場を見ておくと、病院の雰囲気を知ることができるだけでなく、病院で働く自分の姿をイメージしやすくなります。いろいろな病院を見ておくことで、就職活動に役立たせることもできるでしょう。

授業や実習との両立について

アルバイトをするにあたって一番心配になるのは、学業との両立ではないでしょうか。看護学生は幅広い分野の看護知識のほか、看護技術も学ばなくてはなりません。「どうやってこなしているの?」と疑問に感じる方も多いと思います。

アルバイト探しでは、まず学業への影響を考慮しましょう。1~2年生の実習の少ない時期には長期のアルバイト、3年生以降は実習の合間を見て、単発や短期間のアルバイトを行うなど、授業や実習の忙しさに合わせたアルバイトを選ぶと、学業への負担を少なくできます。

また、アルバイトの面接の際には自分が看護学生であることをきちんと伝えましょう。「試験前には休みが欲しい」「課題の提出などで急に休むことがある」など、希望をあらかじめ伝えておくと、スムーズに休みを取ることができます。

サークル活動に参加して学校の先輩から情報を得るのもおすすめです。入学したばかりの頃は学生生活の忙しさを想像できませんから、先輩からアドバイスをもらったり、実際に先輩が経験したアルバイトを教えてもらうと、アルバイト探しの参考になります。

アルバイトは無理のない範囲で

アルバイトは楽しくて青春!という感じがしますよね。楽しむのは良いことですが、看護師になるという本来の目的を見失ってしまわないように、決して無理なアルバイトはしないことが大切です。
アルバイトの収入だけでは足りない方は、病院が学費や生活費をサポートしてくれる看護奨学金制度を検討してみるのも良いでしょう。

意外と知らない!?看護奨学金のアレコレ

アルバイトの経験から学べることはたくさんあります。幅広い年代の人と出会うことができ、経験や知識が身につくチャンスでもあるため、この機会を大切にしましょう。自分のペースに合わせてできる良いアルバイトが見つかるといいですね!

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