地域に求められる身近な医療機関

2008年に患者さまの療養環境の向上と、プライバシー確保を目的として全病棟全室をリニューアルしました。患者さまには「快適で清潔感がある」と喜びの声をいただきました。ナースステーションも明るくなり、看護師にも好評です!
2015年には外来部門をリニューアルし、救急室の拡充と家庭医療外来を開設しました。幅広い患者さまの対応が可能となり、病気のことだけでなく、介護保険、祖父母の認知症のことや予防接種、子供のおねしょについてなど、ちょっとした相談も気軽にのれる地域総合相談窓口も新たに開設しましした。
(家庭医療外来のほか、漢方外来・もの忘れ外来・禁煙外来・生活習慣病外来なども行っています)
さまざまな症状に対応する総合診療体制
地域のことをよく理解したうえで診療を行い、総合的に適切なアドバイスができるように、総合診療科を充実させています。担当医師だけでなく、看護師をはじめ各コメディカル部門がそれぞれの専門性を生かし、患者さまやご家族に最良の医療と看護が提供できるように、リアルタイムで情報交換と共有ができるチーム医療体制を整えています。
当院の部署をご紹介します!
急性期病棟
急性期病棟は10:1の看護配置で、在院日数は16日~19日です。多くの患者さまは、急性期病棟に入院していただくことになります。整形外科、形成外科、眼科、耳鼻科、皮膚科など多様な手術が行われ、不安の除去に努めるとともに安心・安全な周術期ケアに力を注いでいます。
障害者病棟
障害者病棟は10:1の看護配置で、主に慢性期疾患の患者さまや神経難病の患者さまを受け入れています。在院日数が長期になり、無言無動の高齢者で寝たきりの患者さまが多いため、看護補助者を含めた3人で夜勤の患者さまの安全と働くスタッフの健康管理を考えた体制づくりを行っています。
療養型病棟
療養型病棟は在宅復帰される方、介護施設へ入所される方、リハビリが必要な方、あるいは酸素療法や吸引が必要な方など、急性期の治療が終了した患者さまを受け入れています。看護師は5:1の看護配置、介護は4:1の基準で配置しています。介護者はほとんどが介護福祉士の資格を持ち、専門的視点に立った介護を行っています。また病棟介護支援専門員、社会福祉士と協力して、積極的に在宅復帰に向けた支援を行っています。
外来救急科(手術中材内視鏡科を含む)
外来救急科は手術中材内視鏡科と協力し、効率的な運用を行っています。救急搬入件数は年間約700件、二次救急告示病院として24時間受け入れています。総合診療科をリニューアルして広くなった救急室にて様々な疾患の患者さまの受け入れを行っています。外来看護師は、救急対応に自信が持てるように先頭に立って日々トレーニングをしています。お互いを思いやり、助け合うことを常に心がけています。