救急医療・災害医療の向上と推進に向けて取り組んでいます
災害医療
当センターは災害時に兵庫県の基幹災害拠点病院として、情報指揮・連携をとっています。国内災害には「日本DMAT」もしくは「医療救護班」として、職員による医療チームを編成し派遣しています。外国災害に対しては「JICA国際緊急援助隊(JDR)医療チーム」や「認定NPO法人災害人道医療支援会(HuMA)」の医療チームに、職員を派遣することで災害救援を行っています。
救命救急医療
災害医療対応を可能とするには日常の救急医療を充実させることが不可欠であり、重症に特化した30床の救命救急センターとして、先進医療を提供しています。ドクターカーや神戸市・兵庫県防災ヘリの救急運用など、消防をはじめとした関係機関と連携し、重症外傷や集中治療が必要な複合病態に対してチーム医療を展開しています。
看護部はER・ICU・HCUの3部署で成り立っています!
初療室(ER)
初療は、災害発生時や平時の救命救急患者を24時間体制で受け入れる救命救急医療の最前線にあるユニットです。プレホスピタル活動(ドクターカー・防災ヘリ)とインホスピタル活動(初療・手術・ハイブリッドER・放射線室)を行っています。患者さまを危機的状況から一刻も早く救うために、多職種とチーム医療をモットーに取り組んでいます。
ICU
ICUは、超急性期の最重症患者を対象として、24時間体制で集中治療・看護にあたる病床数12床のユニットです。生命の危機的状況にある患者さまが多くいるため、常に緊張感が高く、求められる看護実践も多肢にわたります。生命の危機に直面した患者さま・ご家族を温かく見守り、回復を共に喜び、共有できる職場です。
HCU
HCUは、ICUでの高度集中治療後、24時間継続したモニタリングを必要とする重症患者や手術、リハビリを行っている患者さまを対象としています。病床数18床のユニットで、集中治療、日常生活援助、社会復帰に向けての支援など、さまざまな支援を行っています。高度な知識、技術はもちろん、豊かな感受性と人間性を基盤にした実践をモットーに取り組んでいます。