東京都立荏原病院の新人教育
成長し続けられるサポートシステム「看護アカデミー」

豊かな人間性を育みながら、「一人前の看護職員」を組織的に支援する研修体系があります。看護職員は患者さんに最も身近で、医療チームの中でも極めて重要な役割を担っています。新人からベテランまで、臨床にいながら、自ら学び、成長し続けるためのサポートシステム、それが「看護アカデミー」です。一人ひとりの習熟段階に応じて、キャリア発達を組織的に支援します。
特色ある研修
感染症患者対応研修

第一種・第二種感染対応を想定し、第一種では、都・保健所等と連携した研修と第二種では、最適な製品を用途に合わせて正しく使うPPE(個人防護具)着脱訓練をはじめとした廃棄物取扱い、ゾーニング等の知識・技術の習得と感染症患者とのコミュニケーション方法や看護ケア提供の研修を行っています。また、「PPE装着マスター」「COVID-19患者対応指導者」「立会い分娩PPE指導者」3つの感染管理に関する院内認定コースがあり、多くの職員が主体的に学んでいます。
院内認定コース

当院独自のスキル習得を認定するシステム。「RCA分析ファシリテーター」「看護記録監査」「褥瘡ケアエキスパート」「災害トリアージSTART/PAT法」「がん性疼痛管理」「内視鏡検査初級/中級」「脳血管/循環器造影検査介助者」等、現在14の認定コースがあります。認定取得を目指す職員は、主体的に自己学習や実施試験を積み、知識のテスト及び技術の他者評価に合格することで認定します。各コース認定者は、部署を超えて横断的に看護実践することがに認められています。