「総合看護力」が身に付く教育制度
医療生協さいたまでは、看護師が総合看護力を身に付けられるように、一歩一歩着実に成長できる教育制度で育成を行っています。キャリアラダーシステムで、1~5までの5段階のレベルに沿って学ぶことができます。基本的な看護能力や専門能力はもちろんのこと、医療人としての倫理観など、幅広い知識や技術が身に付きます。
重層的な指導体制
PNSを取り入れており、2人の看護師がパートナーを組んで複数の患者さまを受け持ち、対等な立場でお互いの特性・能力を活かしながら看護業務を行うことができます。2~3年目のフィールドワークグループでは、先輩看護師、診療所看護長、訪問看護ステーション管理者など、地域看護のスペシャリストが丁寧に研修をサポートします。
看護師・保健師
【クリニカルケアコース】
急性期、救急、がん医療を中心とした知識・技術を身に付け、スペシャリストやジェネラリストを目指します。
【コミュニティケアコース】
地域包括ケア時代に求められる看護実践能力を身に付けるコースです。病院・診療所・訪問看護ステーションが育成チームを組んで研修を行っています。
●訪問看護からスタートする場合
住み慣れた地域での安心した療養生活のため、退院調整支援など、地域の看護力・介護力の向上が図れるコーディネーターの役割を学べます。小児・精神・難病の方々の支援に必要な知識・技術も身に付きます。
助産師
【ウィメンズコース(例)】
母子へのケア提供はもちろんのこと、女性のライフステージに応じた支援を学びます。また、子どもへの虐待や女性への暴力、周産期におけるメンタルヘルスなど、ウィメンズヘルスケア能力も身に付きます。
3年間の基礎研修【キャリア1】
1年目
【到達目標】
基礎的な看護実践ができる
【研修プログラム・方法】
看護技術研修、集中講座、多重課題演習、シミュレーション研修、患者理解のためのケースレポート作成、リフレッシュ研修
2~3年目
【到達目標】
(2年間で目標達成をめざす)
・一般的な看護実践の場面において根拠に基づいた判断を行い、ケアの受け手や状況(場)に応じた看護を実践する。
・民医連や医療生協の理念を日常の看護実践と結び付けて理解する。
【方法】
・フィールドワーク研修
・SDHカンファレンス※
・リーダーシップ研修
※SDH(Social Determinants Of Health)とは、健康の社会的決定要因の事です。患者のもつ社会背景の問題に対し、社会的処方につなげるためのカンファレンスがSDHカンファレンスです
専門性を高める中堅研修【キャリア2】
卒後4年目以降もそれぞれのキャリアに合わせた教育で、成長し続けられる環境が整っています。
法人独自の支援制度
法人独自の認定制度や国内留学制度などで、それぞれの目指す道をサポートしています。認定看護師取得を目指す看護師の支援制度(給与保証)があり、医療生協さいたまでは11領域の認定看護師がそれぞれの領域を活かして活動しています!また、保健師・助産師養成学校に在職したままでも進学が可能で、看護大学への編入、大学院(修士・博士課程)進学も応援しています。