ナイチンゲールKOMIケア理論
阪南中央病院では、ナイチンゲール看護論をベースにおいた「KOMIケア理論」に基づいた看護を実践しています。
「KOMI」とは、理論を構築した金井一薫先生の名前にちなんで「Kanai Original Modern Instrument」の頭文字を取って付けられた呼称です。
「KOMIケア理論」は実践理論です。現在、ケア大国になった日本においては、多職種が連携してケアを行う上で「KOMIケア理論」の存在はケアの視点を共有する基盤として大きな意味を持ちます。「KOMIケア理論」をケア現場で実践するための記録様式として、2004年に「KOMIケア記録システム」が開発されました。
地域周産期母子医療センター
地域周産期母子医療センターとして、松原市のみならず周辺市町村においても安心して出産ができる体制を整えています。産後ケア事業にも取り組み、育児の悩みや子どもの発育を見守る体制を充実させています。
NICU

早産児や低出生体重児、肺の状態が悪い新生児が入院しています。母乳育児を推進し、カンガルーケアを取り入れ、子どもさんとご家族の愛着が深まるようにお手伝いをしています。ディベロップメンタルケア(音や光などの外的刺激を最小にする環境調整)で成長発達によい環境を提供しています。
小児科・眼科~子どもの立場にあったケアを~
小児科では、肺炎や喘息、腸炎、川崎病、アトピー性皮膚炎で入院される子どもが多く、乳児から中学生まで年齢もさまざまです。治療のときには苦痛が最小限になるように工夫しますが、プレパレーション(年齢に応じてわかりやすく説明し緊張や不安をやわらげる)で、その子なりに受け止めて、乗り越えていけるような関わりを目指しています。
産婦人科
女性の一生の大切な「時」を力強くサポートしています。
年間約650件の出産に携わり、お母さんと生まれてくる赤ちゃん、婦人科の患者さまに安全で温かいケアを提供することを心がけています。