内科病棟

コロナ禍では感染症重点医療機関として、陽性患者さんの受け入れ病棟となりスタッフ一丸となって取り組んできました。新型コロナ感染症が5類となってからは、感染症患者はもちろん、呼吸器内科、消化器内科を中心に様々な内科疾患の患者さんを受け入れています。患者さんの大半は高齢者のため、入院時から退院を見据えた支援が行えるよう、多職種で協働し、チーム医療で対応しています。
小児科病棟

小児科病棟は28床あり、0~15歳未満の子どもを対象としています。主に急性期の疾患が多く、1~2週間前後の短期入院がほとんどです。肺炎・髄膜炎・急性扁桃腺・痙攣・川崎病などの疾患を扱っています。採血・注射の際は、子どもに安心感を与えるために、仰臥位にて固定するのではなく、看護師が抱っこして座った状態で処置しています。プレイルームが広く、行事に合わせてレクレーションを行っています。
HCU

HCUは8床で、心不全や呼吸不全など全身状態の管理が必要な方を対象としています。全身麻酔術後管理も行っており、ほぼ全科の患者さまが入院しています。各ベッドサイドにはモニターが備え付けられており、関連するさまざまなME機器があります。患者さまが不安にならないように、看護師が笑顔で関わるように努めています。定期的にME機器についての勉強会を行い、説明会や研修にも参加して勉強しています。
手術室

手術室は中央材料室と兼務し、年間約2,000件の手術を行っています。外科、整形外科、脳神経外科など9科の診療科が対象で、全身麻酔手術が約44%を占めています。スタッフの平均年齢は35歳で、その半数は既婚者でワークライフバランス制度を活用しています。手術室は緊張感がありますが、仕事場を離れるとにぎやかで楽しい雰囲気です。患者さまとの短い関わりの中で、安全・安心の看護が提供できるように、専門性の高い看護師を目指しています。
救急外来

診察室4室、ベッド7床で運用し、2次救急医療機関として「断らない救急」をスローガンに、初診患者、紹介患者、中毒症・重症患者にも対応できる病院として機能しています。救急に従事するスタッフは、あらゆる診療科に対応できるベテラン看護師、救急度・重症度を判断するトリアージナースや特定行為研修を修了した看護師を配置しています。地域の医療機関や消防とよりよい連携を図りながら、一人でも多くの患者さんを受け入れられるよう日々奮闘しています。
血液内科・呼吸器外科病棟

血液内科の患者さんは化学療法を目的で入院されています。退院後は外来通院で化学療法を受ける方もおられますが、入退院を繰り返しながら治療を受ける方も多いです。看護師は薬剤の特性を理解した上での症状マネジメントや、患者に応じた退院後のセルフケア支援ができるよう、日々学習しながらチームで取り組んでいます。
脳神経外科・整形外科病棟

整形外科では人工股関節・人工膝関節の手術や大腿骨頚部骨折などの外傷で緊急入院する患者さんが多いのが特徴です。脳神経外科ではStroke Unitを2床設置し、脳卒中患者の急性期から回復期までのケアを担っています。これらの患者さんの多くは何かしらの運動障害を認めるため、多職種と連携・協働しながら、意欲向上を図りADLの拡大へ向けた看護を行っています。
地域包括ケア病棟

地域包括ケア病棟は48床あり、急性期治療後の患者さまや在宅療養中の緊急入院患者を受け入れ、リハビリテーションを重点的に行っています。主に高齢の患者さまを対象としているため、認知症予防や廃用性症候群予防の知識とケアが求められます。急性期病棟に比べて穏やかな雰囲気があり、在宅復帰を目指した退院支援も重要な役割です。
機能回復や予防ケア、退院支援のエキスパートを目指して、経験豊富な先輩看護師がしっかりとサポートしています。勉強会や研修会を通じて自己研鑽にも励んでいます。
外科・泌尿器科病棟
当病棟はがんのため手術を目的として入院しておられる患者さんが多いため、疾患や手術についての知識や、術前・術後の看護について多くのスキルが必要となります。また、がん化学療法や放射線治療の患者さん、ストーマケアや排泄ケアなど、がん治療全般についての幅広い知識とスキルの習得が必要となります。患者さんやご家族の方が安心して治療を受けられるよう看護の質向上に向け、それぞれのスタッフが自己研鑽に励んでいます。