一人ひとりのペースに合わせた教育体制
自分のなりたいナース像に近づけるように、「公立豊岡病院看護職キャリア開発ラダー」を導入しています。
一人ひとりの看護職員が目標をもって、自己の能力やライフステージに応じたキャリア開発ができるように教育プログラムを企画し、組織的にサポートします。また、看護スキルの向上を幅広くサポートするためにナーシングスキルを活用した自己学習も用意しています。
新人教育システムの3つのポイント

1.厚生労働省の新人プログラムに沿った120時間の集合研修
2.プリセプターシップによる支援
3.1年間は先輩看護師と行動するペアリング制
キャリア開発プログラム
一人ひとりの理想像と目標の実現を目指し、看護部全体でサポートできるよう看護教育「キャリア開発プログラム」に沿って力強くサポートしています。さまざまな研修を行い、新人看護師だけでなく先輩看護師に対しても継続的に教育していき、さらなるステップアップに努めています。
●全体研修(全看護師対象)
感染対策研修、安全対策研修、看護論理など
●必須研修1回/年(全看護師対象)
年度ごとにテーマを決定する
●院外研修
日本看護協会学会・研修、専門学会、各種セミナーなど
●役割別研修
看護研究、臨床指導者研修、プリセプター研修
●ラダー別研修(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)
●経年別研修(1~3年)
●新人研修
●看護管理者研修
ファースト、セカンド、サード
クリニカルラダー

新人レベルから看護管理者・看護師長レベルまであり、全部で6段階のラダーに沿って取り組んでいきます。新人看護師は、看護部の一員であるという自覚を持ち職場に対応できることを目標として掲げています。それに伴い、基本的な姿勢や態度を身に付け、基礎知識の習得・良好な人間関係を構築し、医療チームの一員として医療安全に基づき責任ある行動をとれるように教育していきます。
当院で活躍する看護師
専門・認定看護師
現在、当院には1名の専門看護師と17名の認定看護師が所属しています。病院から指名を受けた場合、受講期間中は長期研修扱いとして資格取得をサポートしています。
但馬救命救急センター

救命救急センター看護師は1部署3部門一体型で、救急看護の全てを経験することができます。配属後は教育プログラムに基づき、病棟(ICU/HCU)、ER、ドクターヘリ・ドクターカー勤務を変則二交替制で担当しています。1~2年目はICU・HCUの病棟勤務から開始していき、救急看護師としての基礎教育を学び、OJTを通して救急看護師に必要な専門性を育成するプログラムを整えています。
但馬こうのとり周産期医療センター

但馬の周産期センターとして、早産児や妊娠高血圧症候群などの産科疾患から内科・外科疾患合併妊娠などあらゆる疾患に対応できるよう努めています。その他、周産期合同カンファレンスを開催し、スムーズに新生児を加療できるようスタッフ一丸となって取り組んでいます。
〈教育体制〉
■卒後5年目以降に対してアドバンス助産師の取得をサポート
■医師や看護師が連携し、緊急時に備えて超緊急帝王切開シミュレーション実施
■年2回、助産師・看護師・救急救命士を対象とした新生児蘇生法(NCPR)講習を実施