看護師特定行為研修センター
少子超高齢社会においては、安心で、安全かつ効果的な医療・看護を効率的に提供することがさらに求められています。病気を抱えながら生活する人々が増える中、看護師には、患者さんの治療と生活の両方に目を向け、身体と心の状態の変化を予測しながら必要なケアを提供する役割が期待されています。
チーム医療を推進し、看護師がその役割をさらに発揮するため、平成26年6月に「特定行為に係る看護師の研修制度」が創設されましたが、当院では、看護師がさらにその役割を発揮できるよう本制度を推進していくこととし、「看護師特定行為研修センター」を設置しました。
病棟をご紹介します！
急性期病棟
脳・神経疾患の急性期治療を行っている病棟で、脳卒中患者を中心に24時間体制で受け入れ、最新の治療とケアを提供しています。
症状が改善した際には、患者さんやご家族と喜びを分かち合える、非常にやりがいのある環境です。
障害者施設等一般病棟
レスパイトケア（介護者を休息させる）を目的とした入院患者が多く、初めて利用される方には入院前に家庭訪問を行い、在宅療養環境を把握したうえで支援を開始します。
入院中も可能な限り在宅の療養環境に近い環境で過ごせるよう、ご家族と協力しながら支援を行っています。患者さん一人ひとりに合わせた日常生活支援は、リハビリスタッフ、訪問看護師、ケアマネジャーなど多職種と密に連携し、継続的なケアの実現を目指しています。
神経難病の患者さんが多く、病状の進行に心を痛めることもありますが、コミュニケーションが困難な方と意思疎通ができたときの喜びは大きく、やりがいを感じられる病棟です。
回復期リハビリテーション病棟
脳血管疾患や骨折後に、日常生活に支障をきたしている患者さんが、在宅復帰を目指してリハビリテーションを行う病棟です。安心して退院できるよう、看護師・リハビリスタッフ・社会福祉士がチーム一丸となり、患者さんとご家族の心に寄り添った看護を提供しています。
手術室・滅菌洗浄室
脳神経外科手術や脳血管カテーテル手術を年間約300症例実施しており、看護理念に基づいた「心ある看護の提供」を目指して日々取り組んでいます。滅菌洗浄室と連携し、手術室・病棟・外来へ安全かつ確実な物品提供を行い、緊迫した手術の場でもスタッフ同士が声を掛け合い、チームワークを発揮して対応しています。
