新人看護師が安心して成長できる教育体制

プリセプターシップ

JCHO大阪病院では、新人看護師を支援するためにプリセプターシップを導入しています。新人看護師には年の近いプリセプターナースの先輩が付き、仕事やその他のことなど相談に乗ってくれます。さらに、アソシエイトナースが新人看護師とプリセプターナースの両方をサポートします。実地指導者や教育担当者、スタッフ全員で新人看護師を育てる体制が整っており、病棟だけでなく看護部全体で支援を行っています。
新人看護師の指導者を支える仕組み
新人看護師を支えるプリセプターを支援するため、年2回の研修を開催しています。2月には次年度のプリセプターを対象とした研修を行い、9月に新人看護師への支援の喜びや悩みを共有し、共に成長する機会を設けています。集合研修だけではなく、定期的にプリセプター交流会を行っています。


ジョブローテーション研修

2022年度に研修内容を見直し、2ヶ月間のローテーション研修からジョブローテーション研修に変更しました。この研修は、学生から社会人への移行を支援し、各部署での関わりの中で看護師としての基礎力を高めることを目的としています。入職時の新採用時研修から始まり、年間約340時間の研修を全て勤務時間内に実施しています。

2年目以降への学びの支援
2年目看護師は、1人でできることも多くなる一方で、戸惑いと不安が混在する時期でもあります。そのため、JCHO大阪病院では2年目看護師も継続的な支援体制を整えています。ひとり一人の進度に合わせて支援看護師と共に年間目標、目標達成に向けたスケジュールを作成し、実践に繋げます。集合研修ではピアサポート、リーダーシップ、入退院支援、看護管理などがあります。また、実践した看護を丁寧に振り返り、経験の意味づけや大切にしている看護を明確にするナラティブ研修も設けています。成長過程にある皆さんの不安を軽減するために、定期的に同期と語り合う場があります。
リンクナースの働き
リンクナースは、病棟スタッフのスキルアップや看護の質向上のため、専門分野の知識・技術を身に付けます。また、病棟スタッフと専門・認定看護師といったスペシャリストと専門チームとの連携が円滑になるような役割を担います。主にキャリア4年目以降の看護師が担当し、キャリアップのきっかけになっていきます。