病院独自の特徴をご紹介します!
神戸市立医療センター西市民病院は、昭和45年の開院以来、高水準の医療を提供し、24時間体制で安定した救急医療を提供してきました。今後も市街地西部の中核病院としての役割を果たしていくためには、施設の老朽化やスペース不足などの問題があるため、令和13年度に新築移転することが決まりました。新病院では、重症部門と救急医療を強化するほか、療養環境の充実を図る予定です。急性期医療の中心的役割を担い、住みたくなるまちのシンボルとなる病院を目指します!
【新病院のコンセプト】
①救急医療、感染症・災害医療の強化
市街地西部の救急医療の中心として、救急診療の体制を強化し、より高度な水準の2次救急に対応しながら、新興感染症や災害時に柔軟に対応できる機能・体制を確保します。
②地域包括ケアシステムの推進
地域医療機関との連携・中核病院としての役割を強化します。地域内で診療を受ける割合を高めることで、地域の方々に切れ目のない医療を提供し、地域包括ケアシステムにおける急性期医療の中心的役割を果たします。
③まちづくりや地域活性化に寄与
公共空間との一体的な整備や周辺施設との機能連携し、人々が交流できる憩いの場として、にぎわいのあるまちづくりや地域活性化に取り組みます。
急性期病院としての役割
神戸市の市街地西部の中核病院として、24時間365日体制で1次・2次救急の受け入れをしています。救急隊と意見交換などを行って地域の救急医療のニーズを把握し、積極的に救急車を受け入れしています。地域の安定した医療体制を支えています。
地域全体でつながる関係づくり
患者さまが住み慣れた地域で安心して生活できるように、病院・病診連携に加え、地域の看護職同士がつながる看看連携を強化しています。市内の医療介護関係者との交流会や多職種カンファレンスなどを通じて、顔の見える関係づくりを大切にしています。その他にも、市民に向けた公開講座や小児アレルギー教室、マタニティヨガなどの子育て支援を実施し、地域住民への情報発信にも力を入れています。
充実した在宅支援を提供
高齢化が進んだエリアの中核病院として、地域と連携しながら患者さまの生活背景に目を向けた支援を心掛けています。各病棟には退院支援看護師と担当の医療ソーシャルワーカーを配置し、多職種で協力して在宅療養支援に取り組んでいます。
地域医療の中核を担う4つの市民病院
神戸市民病院機構は地域医療の中核を担う「中央市民病院」「西市民病院」「西神戸医療センター」「神戸アイセンター病院」の4病院を運営しています。私たちの役割は市民の立場に立って、人間性豊かであたたかく、質の高い医療を安全に提供することです。救急医療や高度専門医療をはじめ、各病院の特徴を活かした質の高い医療を提供しています。市民の生命と健康を守るという使命のもと、臨床実践に強いナースの育成を目指しています。