地域の皆さまに選ばれるリハビリ専門病院を目指しています


済生会では横浜市東部地域に横浜市東部病院と神奈川県病院があり、当院を含めて3病院体制になりますが、横浜市東部病院では高度急性期、神奈川県病院では急性期(地域包括ケア・緩和ケア病棟を含む)、当院では回復期リハビリテーションと機能を分担して地域医療体制を構築しています。また、別館1階では介護保険対応の短時間通所リハビリテーションも行なっています。
さらに2020年度からは訪問リハビリテーションも開始し、回復期のリハビリテーションに加え、生活期のリハビリテーションにも力を入れています。別館2階にある済生会かながわ訪問看護ステーションや近隣の医療・福祉機関とも連携しながら、地域の皆さまに選ばれるリハビリテーション専門病院を目指しています。
リハビリ専門病院の看護の特徴

当院では、入院時から早期に退院後の生活を考え計画し、それぞれの状態に合わせたオーダーメイドのリハビリを提供しています。最先端のリハビリ機器を取り入れた訓練は当院の特徴の一つです。
医師、看護師、医療ソーシャルワーカーなど、各専門職と定期的にカンファレンスを行っています。日々の入院生活の中にリハビリを取り入れながら、在宅復帰だけではなく、社会復帰を念頭においた看護を提供しています。必要時には、病棟看護師や退院支援看護師が退院後に訪問などのフォローアップ看護も行っています。
部署紹介
当院の看護部は4つの部署から構成されています。
外来
外来は、診察、痙縮外来、相談外来、摂食嚥下外来をしています。診察の介助、リハビリに関する悩みはもちろん、生活上の相談にも対応しています。不安の軽減や解決策が見出せるよう援助して安心できる看護を提供しています。その他に、通所リハビリテーションに関するお問い合わせや相談なども行っています。
2階病棟
2階病棟は、脳血管疾患や脊髄損傷の患者さまが入院しています。後遺症が残る患者さまも多く、他職種と連携しながら患者さまのADL向上をサポートし、在宅復帰、社会復帰を目指しています。摂食嚥下認定看護師を中心に、口腔ケアや食事への介入など、嚥下障害からの回復をサポートしています。季節のレクリエーション活動や病棟での集団リハビリなど、少しでも患者さまに安心して入院生活を送ってもらえるよう取り組んでいます。
3階病棟
3階病棟では、担当医師、看護師、リハビリスタッフなどでチームを組み、それぞれの専門性を発揮しながら質の高い医療を提供しています。病棟内に小さな訓練室を設置し、患者さまがリハビリに取り組む様子を、病棟スタッフが観察できるようになっています。患者さまに安心で安全な入院生活を送っていただき、リハビリに集中できる環境づくりを目指しています。
4階病棟
4階病棟では、病棟内に小さな訓練室を設置し、訓練の様子が看護スタッフにも見えるようになっています。急性期を離脱して間もない患者さまが看護師の見えるところで安心して訓練を行うことができます。活動的に訓練が行える広い訓練室もあります。食べることを目標として、麻痺や嚥下機能の低下により経口摂取が難しかった患者さまも、訓練を重ねてそれぞれに合った食事形態や食事介助を行っています。家族指導も積極的に行い、安心して退院できるよう生活環境を整えています。