究極のジェネラリストナースを目指そう!

「どんな患者も断らない救急」を掲げている当院の救急車応需率は94%(2017年度実績)を誇ります。そのため、病棟看護師は24時間緊急入院を受け入れる体制に尽力するため、当センターはスペシャリストよりも、究極の「ジェネラリストナース」を目指せる環境にあるのが特徴です。
経験学習を大切にできるように、研修の最後にはリフレクションを実施しています。グループやペアワークなどで、自ら学ぶ力をつける工夫をしています。
キャリアラダーについて

入職すると、クリニカルラダーの「新人教育」レベルからはじめます。クリニカルラダーは、新人教育、Ⅰ~Ⅴレベルまであり、いつでも、どこでも、限られた資源の中で、自ら考え行動する看護師であるジェネラリストを目指します。
その後、スペシャリスト(専門看護師・認定看護師・特定ケア看護師)や看護管理者を目指すマネジメントラダーにて、キャリアアップを継続していくことができます。

新人教育について

プリセプター制度


新人指導の研修を受けた先輩看護師が、プリセプターとして新卒看護師の教育担当になります。プリセプターが行う患者さまやチーム医療での対応を観察し、実践的にスキルアップしていくことができます。分からない事や悩みなどは、仕事はもちろんプライベートのこともいつでも気軽に相談することができます。
技術研修



新人の技術研修は、年間12回行っています。事前にe-ラーニングで知識を増やしてから、シミュレーションセンターにて、主にシミュレーターを使用した研修を行っています。研修の最後にはリフレクションを実施し、グループやペアワークなどで、自ら学ぶ力をつける工夫をしています。
新人向けのリフレッシュ研修も実施しており、職場の先輩や同期と打ち解けたコミュニケーションをとる機会も豊富!と、多くのスタッフに好評です。
新人教育の研修をご紹介します!


【4月】基礎看護技術オリエンテーション
入職後5~6日間かけて、安心安全な看護を提供するための基礎看護技術を集中して学びます。
【5月】リフレッシュ研修
仲間との交流を通して心身のリフレッシュを図ります。午前中はメンタルヘルス講義を受講し、午後からは病院を離れて屋外でBBQをします!
【6月】フィジカルアセスメント
シミュレーターを使用して、看護実践に必要なフィジカルアセスメントの基礎知識と技術を学びます。
【7月】多重課題研修
模擬患者3名に同時に何か起こった場合、どのように優先順位をつけ行動するかを学ぶ研修です。
【9月】看護の振り返り研修①(インシデント事例から学ぶ)
インシデントが増えてくるこの時期に、1年目に起こりやすいケースを把握し自身の傾向を理解します。
【12月】看護の振り返り研修②(看護過程)
情報収集、アセスメントから学び、NANDA看護診断ラベルの抽出までをグループで話し合い発表します。
【3月】看護の振り返り研修③(院内救急/1年間の振り返り)
救命救急処置・技術について学びます。1年間の看護の振り返りのために印象に残った看護場面を発表します。
継続研修をご紹介します!
継続看護研修
年5回、近隣の系列病院や回復期病院、訪問看護ステーションにて、体験研修という形式で行っています。地域包括ケアシステムの中での当センターの役割や、地域との連携を深め看護師が地域に出てどのような役割を担っているかを体験することで学べる研修になります。
院内留学(対象者:2~4年目)

救急外来、カテ室、ICU、HCU、手術室などの他部門を体験し、どのような動きをするのかを体験する研修です。広い視野を持ち、自分自身のキャリアを考える機会となります。
フィジカルアセスメントアドバンスドコース

当センターのフィジカルアセスメント研修は、新人ナース編、2年目ナース編、5年目以上ナース編があります。この研修は、当センターの診療看護師が講師となり、シミュレーションセンターで10名程度にて開催します。丁寧にフィジカルを観察する必要性と、その思考過程を身に付けることを目標とした研修になります。段階ごとにレベルがどんどん上がっていく、このフィジカルアセスメント研修では、応用編は座学がほとんどないシミュレーション・ロールプレイング形式になります。
管理者研修(対象:主任・師長)
主任や師長を対象とした、年4回開催する研修です。2019年のテーマは「倫理と管理」。看護倫理について専門家を呼び講義やグループワークをしたり、病棟編成や医療安全について考えたりする研修となりました。