回復期リハビリテーション病棟
回復期リハビリテーション病棟では、急性期治療を終えた患者さまが在宅復帰を目的としたリハビリテーションを365日提供しています。入院している約8割が高齢者なため、糖尿病や循環器疾患などの基礎疾患を持つことが多く、幅広い知識が求められます。医師や看護師、理学療法士などでチームを組み、専門知識と情報を共有することにより協働を学ぶことができます。
すべての日常生活動作に合わせた在宅復帰計画を立案し、可能な限り患者さま自身で行えるよう配慮しています。患者さまが回復していく姿を見届けることができるやりがいのある病棟です。
療養病棟
2A病棟(透析)
2A病棟は、透析治療を受けながらリハビリテーションを行い、在宅復帰を目指している透析患者さまが9割を占めています。入院している大半の方が高齢者で長期入院が多いため、過ごしやすい環境を提供できるよう心掛けています。看取りの場としても利用され、「その人らしく、その時を迎える」ことをモットーに多職種と協働しながら看護を提供しています。終末期ケアチーム、フットケアチーム、勉強会調整チームなどスタッフが個々に役割を務め、ケアの質を高める取り組みを行っています。
3B病棟(内科)
3B病棟では、急性期医療機関での治療後、病状は安定しているものの医療的ケアの重症度が2~3の患者さまを中心に受け入れています。原因疾患は脳神経疾患や循環器疾患、呼吸器疾患など多岐にわたります。中心静脈栄養の管理や褥瘡予防ケアなど基本的な看護処置に重点を置き、医療依存度の高い在宅療養者のレスパイト入院にも対応しています。病棟の取り組みとして、看護補助者を交えたカンファレンスを定期的に開催し、ケアの方向性を統一しています。
4A病棟(整形外科)
4A病棟では、脳血管、循環器、呼吸器、骨・筋肉、神経などの急性期治療後も医療機関での療養が必要な医療区分2~3の患者さまを受け入れています。人工呼吸器を装着している患者さまにも対応し、寝たきりの患者さまが多いため、褥瘡予防や合併症の予防に力を入れています。患者さまの状態に応じてリハビリテーションを行い、身体能力の維持・改善を図りながら、自宅や施設に戻るまでの医療と介護を提供します。看護師と看護補助者が協働し、知識と技術の向上を図りながら退院を目指して支援を続けています。