圧倒的な症例数を誇る高度救命救急センター

当院の高度救命救急センターは、2003年に全国の国公立大学に先駆けてドクターヘリを導入した伝統ある施設です。県内から重症病態が集約されるハイボリュームセンターです。ドクターヘリ診療・ER診療・ICUおよび病棟管理・災害医療の完全シフト制に基づいたチーム医療を展開しており、多様な重症症例を経験することができます。
フライトナースは、医師と共にドクターヘリに搭乗し、救急現場に出動しています。救命医療を要するため、高度救命救急センターの看護師がフライトナースとして搭乗して活動しています。限られた設備の中で行われる治療・観察で、患者さまに可能な限り早い段階で適切な治療を開始し、搬送を行うという重要な役割を担っています。この緊迫した状況で、自分の力を最大限に発揮することが自信に繋がっています。
医療現場の最前線で活躍するリソースナース
特定の専門分野で優れた看護実践能力をもつ専門看護師と、熟練した技術と知識をもつ認定看護師が中心となってリソースナースの役割を果たしています。専門知識や技能を活かして、変化する医療現場の最前線で活躍しています。
【当院で働くのリソースナース】
●がん看護専門看護師2名
●救急看護認定看護師2名
●皮膚・排泄ケア認定看護師2名
●集中ケア認定看護師3名
●緩和ケア認定看護師1名
●がん化学療法看護認定看護師2名
●がん性疼痛看護認定看護師1名
●感染管理認定看護師4名
●糖尿病看護認定看護師1名
●新生児集中ケア認定看護師1名
●手術看護認定看護師2名
●脳卒中リハビリテーション看護認定看護師1名
●認知症看護認定看護師1名
●がん放射線療法看護認定看護師1名
●乳がん看護認定看護師1名
認定・専門看護師の活動紹介
■がん看護専門看護師
院内のがん患者さまとそのご家族の方々に対して、がんを抱えながら、より良い生活が送れるように支援しています。患者さまやご家族の方々からの療養上の悩みや心配の相談、院内外の医療スタッフからの看護相談を受ける以外に、緩和ケアチームの一員として、主治医や病棟看護師と共に、院内の緩和ケアの質向上を目指して活動しています。また、がん看護や緩和ケアに関する学習会や看護師の研究支援も行っています。
■救急看護認定看護師
救命技術から危機状況にある患者さまおよびご家族への精神的援助にいたる幅広い救急看護領域の知識や技術を、各場面に応じた的確な判断に基づいて確実に実践することを役割としています。私たちは、救命救急センターの救急外来や病棟で勤務しながら、患者さまの観察やケアを実践しています。
また、フライトナースとして救急現場で看護実践を行うこともあります。さらに、院内や院外において救命処置などの指導を行い、救急看護の質の向上を目指しています。
■集中ケア認定看護師
当院には、大きな手術を受けた患者さまや交通事故などで大きな外傷を負われた方などが入院されることがあります。そのような重症の患者さまには、人工呼吸器をはじめ、たくさんの医療機器が装着され、心電図モニターなどさまざまな観察が行われます。集中ケア認定看護師は、このような患者さまが、合併症を起こさないように、また1日も早く社会復帰できるように、他の看護スタッフとともにケアを行っています。