看護学生・新卒看護師のための就活・奨学金情報サイト

多くの病院が開催しているインターンシップ。
就活中の看護学生の皆さんが入職を希望する病院で、実際に看護師の仕事を体験することができます。

インターンシップに参加する大きな目的は、「自分に合った病院かどうかを判断すること。」
実習感覚ではなく、「病院に入職し、看護部長や先輩方と毎日一緒に働くこと」をイメージしながら参加すると、
感じ方も変わってきますよ♪

目次

看護学生向けの病院インターンシップとは?

インターンシップは、看護体験を通して看護師の仕事を体験したり、座談会で年の近い先輩看護師の話を聞くことができます。病院で1~2日間かけて行われます。

インターンシップに参加するメリット

  • 職場の雰囲気が分かり入職後のミスマッチを防げる
  • 意欲の高さを病院にアピールできる
  • インターンシップでの体験を志望理由に書ける

インターンシップと病院見学会の違いは?

インターンシップは、入職後のことをより詳細にイメージできるプログラムが組まれています。一方、病院見学会は院内見学や説明を含めて半日程度で終わります。気軽に雰囲気を確かめたい病院は病院見学会に、もっと詳しく知りたい・入職したいと思える病院はぜひインターンシップに参加してみましょう。

インターンシップの内容と流れは?スケジュールに沿ってご紹介

一般的なインターンシップのスケジュールに沿って「インターンシップの流れ」「チェックポイント」をまとめました。参加する前に目を通してイメージしてみましょう!

インターンシップのスケジュール例

  • ※スケジュール内容は病院ごとに異なります
09:00

集合
オリエンテーション
着替え

当日の流れの説明を受け、ユニフォームに着替える
10:00

病棟にて看護体験
※複数の病棟を体験できる場合もあります

先輩看護師と一緒に、患者さまのさまざまな看護を体験
チェックポイント

働き方は自分にあっているか

病棟見学や説明会メインの病院見学会と違って、インターンシップでは、ユニフォームを着て病棟に入り、看護師の仕事を実際に体験できます。
看護のスピード感や患者さまとの関わり方を体験してみて、働き方が自分にあっているか確かめましょう。

12:00

ランチタイム

職員食堂で、先輩看護師と一緒にランチタイム♪
13:00

病院の説明・院内見学
※手術室・ICUなども見学できる場合があります

福利厚生や看護部の教育についての説明の後、院内を見学
チェックポイント

看護部の雰囲気や環境

看護部長をはじめ、スタッフは笑顔か、学生への対応は親切か、看護部の雰囲気を感じ取りましょう。スタッフ間のコミュニケーションがとれていることも大切です。また、設備のメンテナンスや院内の清掃が行き届いているか確かめることで、働く環境が整っているかどうかがわかります。

15:00

座談会
・質疑応答
・病院インターンシップの振り返り
など

看護部長、先輩看護師を交えて1日の振り返り
チェックポイント

若手看護師の体験談

座談会には入職2~3年の先輩看護師が参加している場合があります。看護学生の感覚に近いため、実際に働いてみた感想など、参考になる意見が聞けます。看護部長には聞きづらい内容でも、年齢が近い先輩看護師が相手なら気軽に質問できます。事前に質問内容を用意しておくと良いでしょう。

16:00

看護師寮の見学(希望者のみ)

インターンシップではどんな質問をすればいい?

実際に働いている看護師だからこそわかる病院の魅力について質問してみましょう。自分が実際に働く病院として魅力的かどうかを確かめるために、気になることはどんどん質問しましょう。

具体的な質問例をご紹介!

職場環境を知りたい

  • 看護師はどの年代が多いですか?
  • 日勤(夜勤)看護師の退勤時間は何時頃ですか?
  • 職場の雰囲気を教えてください。

看護師の仕事について知りたい

  • どんな時にやりがいを感じますか?
  • どのように看護技術の勉強や練習をしていますか?
  • 実際に働いてみて、入職前とのギャップはありましたか?

就職活動のヒントをもらいたい

  • 何に惹かれてこの病院を選んだのですか?
  • 入職前の今やっておくべきことはありますか?
  • 面接時に意識したことや気を付けたことは何ですか?

その他(プライベートや行事など)

  • 休日はどのように過ごしていますか?
  • 職員が参加する院内イベントはありますか?
  • 看護師寮は生活しやすいですか?

インターンシップに必要な持ち物は?

病院から指定された持ち物の他に、基本的に持参した方が良いものがあります。

  • 音のならない靴

    歩いたときにコツコツ音がするヒールではなく、実習用のナースシューズなど、必ず音のならない靴を持参しましょう。
  • メモ帳と筆記用具

    いつでもメモできるように、ポケットに入るサイズのメモ帳を用意します。筆記用具は書類への記入に対応できるように、黒のボールペンを用意しましょう。
  • 印鑑

    インターンシップの当日に、誓約書などの書類に押印を求められる可能性があるので、印鑑を持参しましょう。
  • マスク

    病院に伺う際は必ずマスクを着用しましょう。ウレタン素材や布のマスクではなく、使い捨てタイプの不織布マスクを着用します。マスクを忘れてしまうと病院に入れない場合があるため、バッグには必ず、予備のマスクを数枚入れておきましょう。

インターンシップ参加時のマナー

インターンシップは
どんな服装で参加する?

病院から服装の指定が特にない場合でも、病院まではリクルートスーツを着て行くことをおすすめします。
清潔感のある服装・身だしなみを心掛け、きちんとした印象を与えられるようにしましょう!

身だしなみのチェック項目
  • 髪が長い場合は黒いゴムでひとつにまとめる
  • 健康的なナチュラルメイクを心掛ける
  • アクセサリーはつけない
  • ネイルは絶対にNG
  • ヒールは3~5センチが一般的
  • スーツは黒、紺などの落ち着いた色を選ぶ
  • 女性はナチュラルカラーのストッキング
  • 男性はダークカラーの靴下
  • 白無地のワイシャツを着用し汚れやしわを確認
  • ネクタイは紺色やストライプなどの柄を選ぶ

インターンシップ当日まで
必ず連絡を取れるようにしよう

連絡事項がある場合、病院からメールや電話がくる場合があります。連絡が取れないと病院が困ってしまうため、当日まで必ず連絡が取れるようにしておきましょう。

インターンシップ開催時刻より
早めに到着しよう

開始時刻の15分前には到着できるように余裕をもってスケジュールを立てましょう。2~3日前までには、病院への経路と移動の所要時間を確認します。バスや電車などの公共交通機関は遅延することがあります。当日の朝は運行状況を必ず確認しましょう。

インターンシップに関する質問

インターンシップの採用への影響について気になる疑問にお答えします!

インターンシップに行かないと採用に不利になりますか?

インターンシップに行かなかったことが直接の不採用理由になることはありませんが、インターンシップの体験を生かして志望理由に説得力を持たせられるなど多くのメリットがあります。採用試験を受ける前に必ず参加しましょう。

インターンシップ中の態度は、採用に影響しますか?

面接同様、参加する際の姿勢や態度など、採用担当者にチェックされています。最低限のマナーを確認し、主体性をもって取り組みましょう。

インターンシップに参加した後は?

お礼状を出そう

インターンシップに参加した後は、病院にお礼状を出しましょう。お礼状は鮮度が大切です。メールの場合は当日に、手紙の場合は、遅くても1週間以内に病院に届くように、翌日には投函しましょう。手紙で出して遅くなってしまうようならメールで送っても問題ありません。

気に入った病院があったら
採用試験に申し込もう

インターンシップに参加して、この病院に就職したいと思ったら採用試験に申し込みましょう!(最終学年の場合)
インターンシップ期間中に面接を実施してくれる病院もあります。採用試験の日程が先の場合、申し込みの手続きや、必要書類などの確認を行うのも大切です。

インターンシップには何回くらい参加する?

2~3病院のインターンシップに参加することをおすすめします。「病院」といっても、高度急性期、急性期、回復期、慢性期などさまざまな種類があり、看護方式によっても働き方が変わってきます。患者さまに提供している看護も異なります。実際に複数の現場を体験してみて自分にあっているか確認しましょう。