看護学校の面接で見られているポイント

内容がどうというより、受け答えができるか、言葉のキャッチボールができるか、質問を理解して、質問に沿った内容をきちんと答えられるか、そんなコミュニケーション能力が見られています。また、質問を通して看護学校に通い続けられる芯がある人物かどうかも見ています。
自分の言葉で自分の思いを言えるというのは大切なことです。病院で患者さまや多職種と接するときに自分のことを言えなければコミュニケーションがとれません。コミュニケーションがとれないと実習でつまずいてしまいます。
とはいえ面接がどんなによくても学業が追い付いていないと試験には受かりませんので学業もおろそかにはできません。

願書の志望動機欄にとんでもない文章を書いてしまうと、面接がいくらうまくいっても落とされてしまいます。願書に書いた内容について聞かれることもあるため、コピーしておいたほうがいいかもしれません。矛盾なく答えられるように、事実を書いたほうがよいでしょう。願書に書いてあることをそのまま丸暗記して答える方がよくいますが、願書上には書ききれなかった補足情報を伝えるようにしましょう。
響く志望動機とは?

志望動機は、身近で実際の看護師の仕事を見たことがあるかが大事。「看護体験に行った」「家族のお見舞いに行ったときにどういう仕事か分かって自分もなりたいと思った」という志望理由がはっきりしているとしっかりとした印象を受けます。
「なんとなく医療職につきたい」「ドラマを見て格好いいなと憧れて」だけだと動機としては曖昧すぎて、3年間、4年間続けていける自信が本当にあるの?そんなに甘くないけど大丈夫なの?などと思われてしまいます。ただし、きっかけがドラマだったとしても、その後に、例えばフライトナースについて調べたり、看護体験に行ったりと、「どのような行動をとったか」が大切で、そこをきちんと言えれば、ドラマへの憧れが知るきっかけだったとしても立派な志望動機になり得ます。看護師のことを知った上で、どんな看護師になりたいかを明確にしておきましょう。

学校を選ぶ基準としても「フライトナースになりたいからドクターヘリがある病院の付属の看護学校に通いたい」など、どんな看護師になりたいかが基準になってきます。なりたいビジョンが定まっていると、受験する看護学校を選んだ理由も明確にでき好印象です。
川崎協同病院の模擬面接について

川崎協同病院では9月~11月にかけて、看護学校を受験する方に向けて、本番さながらの模擬面接を行っています。当院の模擬面接を受けた方で、看護学校の面接試験が終わった後には、どのような様子だったかフィードバックをしていただき、翌年の模擬面接に活かしています。
模擬面接は面接15分、講評25分の計40分間使い、2対1の個人面接形式で行います。訓練も兼ねて15分前集合厳守としています。身だしなみのチェック、面接室に入る前までの流れから入室、講評を行います。
講評では受け答えに自信をつけて帰っていく方もいれば、アドバイスを受けてお帰りになる方もいます。なかには講評時に緊張が解けて思わず泣いてしまう方も!そういった意味ではティッシュは必須かも?

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メリット①高校の先生だと一般的な質問になりがち。
看護師をよく知っている人からの質問のため、看護学校の受験対策ならではの質問ができます。 -
メリット②高校の先生は自分の知っている人。
川崎協同病院の模擬面接なら全く知らない人を相手にするので本番さながらの練習になります。
模擬面接に何度か参加されている方もいますが、1回目のときに書類をよく読まずに集合場所を間違える、といった失敗をしても、2回目以降は気を付けるようになるので失敗しなくなります。
本番同様に準備をしっかりとしてきて、失敗するための場としてぜひいらしてください♪

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