看護学校が求める人物像は?
看護学校の面接は、学校に3年、4年通い続けられるかどうかが問われます。責任感を持って卒業まで通い続けられる強い気持ちがあるかどうかが重視されるため、志望動機がしっかりしていて、看護師になりたいという意志が強い人が求められます。
また、看護師になると多職種と連携して仕事をするので、いろいろな意見を持っている人と自分の意見をすり合わせながら仕事ができる、コミュニケーションを取るのが得意な方、自分の長所や短所をよく理解していて今後どのように努力して変えていきたいか分かっている方が求められます。
厳しいようですが、看護学校は看護師になるために行くところです。それなりにやることがいっぱいで睡眠時間を削りながら勉強していくので、強い気持ちがないと折れてしまいます。奨学金を借りながら通う場合、挫折して途中で辞めると返済しなければいけないので、借金だけを抱えてしまいます。看護師になりたいという強い思いがないと続けられないと思います。
看護学校の面接でよく聞かれる質問
- 看護師をめざしたきっかけ
- 志望動機
- なぜこの学校を選んだか
- オープンキャンパスに来たか、その時の印象は
- 看護体験には行ったか
- 学校までどのくらいかかるか
- 会場までどのように来たか
- 部活動や委員会でどのような役割を果たしたか
- 気になるニュース
- 最近読んだ本
- 趣味
- 特技
- 得意科目、不得意科目
- 1分間の自己PR
- 長所、短所
- 友だちや家族に、どんなところが看護師に向いているといわれるか
- なぜ専門学校/大学/短大を選んだか
大学か専門学校かで大きなちがいはありませんが、上智や慶応といった偏差値が高く難しい学校になってくると「えー!こんなことを聞くの?」と思うような少しばかり意地悪な質問をしてきたり。
面接には個人面接のほか、集団面接、集団討論があります。集団討論では、受験生同士の話し合いを面接官が遠くから観察します。集団討論では自分ばかりしゃべって周りの話を聞かないのも困りますし、全然何の発言もしないのも良くないです。
更にユニークな学校だと、グループで買い出しに行かせ調理実習をさせて周囲との関わり方を見たり、幼稚園児を集めて幼児向けにどのような発表をするかを見たりしています。学校によりさまざまですね。具体的にどの学校がどんな質問を出したかは看護予備校に行けばおおむね分かります。
質問があればしたほうが良いですが、なければ無理に質問をする必要はありません。取り繕ってよく分からない質問をするより、「質問ではないのですが」と前置きしてからひとこと短く自己PRができるといいですね。