地域中核病院としての役割
地域がん診療連携拠点病院として
桐生厚生総合病院は、地域がん診療連携拠点病院に指定されています。専門的ながん医療の提供、緩和ケア提供体制、無料のがん相談窓口を設け、地域住民のみなさまに質の高いがん医療提供の取り組みを行っています。
①専門的ながん医療
手術、化学療法(抗がん剤治療)、放射線治療を効果的に組み合わせた治療(集学的治療)を実施しています。
② 緩和ケア
がんと診断された時からの緩和ケア提供体制が整っています。
③ 無料のがん相談窓口
「がん相談支援センター」が整備され、がんについて相談することができます。セカンドオピニオン外来の設置、がんサロンの運営、地域の医療機関からの患者さんの受入・紹介、診療支援、医療従事者向けの研修、市民公開講演などを行っています。
災害拠点病院として
当院は、群馬県から災害拠点病院の指定を受けています。地震・津波・台風等の災害発生時に災害医療を行い、重篤救急患者の受け入れや広域医療搬送の支援、広域・局地災害時の災害派遣医療チーム(通称DMAT)の派遣を行っています。
●災害拠点病院は、以下の機能等を有することが指定されています。
①24時間緊急対応し、災害発生時に被災地内の傷病者の受け入れ及び搬出
②災害発生時に、被災地からの傷病者の受け入れ拠点にもなる
③災害派遣医療チーム(DMAT)を保有し、その派遣体制がある
④救急救命センターもしくは第二次救急医療機関である
⑤地域の第二次救急医療機関とともに定期的な訓練を実施 等
訪問看護室の開設
令和5年4月より、”みなし訪問看護”を開始しています。退院後の患者さまを対象に、高齢者や終末期患者、医療的ケア児が地域で安心して医療を継続できるような取り組みを行っています。
主治医から指示を受けた当院スタッフがご自宅を訪問し、健康状態の観察、生活指導、医療的処置、症状に合わせた看護や介護方法の説明や相談に応じています。居宅での療養生活が安心安全に送れるようなサポートを行っています。