毎年5月12日は「看護の日」と定められています。「看護週間」は、看護の日(5月12日)を含む週の日曜日~土曜日までになります。看護の日および看護週間には、全国各地で看護体験などのイベントが開催されています。
看護の日の由来って?
5月12日は、近代看護教育の母フローレンス・ナイチンゲールの誕生日です。この日に因んで「国際看護師の日」「看護の日」が制定されました。
※「ナイチンゲールの日」とも呼ばれています
「国際看護師の日」は、1965年に国際看護師協会(本部 ジュネーブ)によって制定され、看護師の社会貢献をたたえる日となっています。
日本では1990年、厚生省(現 厚労省)により、看護の心、ケアの心、助け合いの心を育むきっかけになるように「看護の日」が制定されました。「看護週間」は、看護の日を含む週の日曜日~土曜日までとなります。

ナイチンゲールってどんな人?
「近代看護教育の母」「クリミア(白衣)の天使」と呼ばれるナイチンゲール。彼女はイギリス人の看護師で、医療改革を行った人物です。(1820年5月12日-1910年8月13日)

裕福な家庭に育ったナイチンゲールは、家族の猛反対を押し切り看護師の道へと進みます。1854年クリミア戦争で、看護師団の団長として戦地に赴き、負傷兵に天使のような優しい態度で接するなど、その活躍ぶりはイギリス中に知れ渡ります。戦地から戻った後も、陸軍病院への改善提案や看護学校の設立、自らの経験を基にした書籍の執筆など、生涯にわたり医療・看護の改革に貢献しました。

「フローレンス・ナイチンゲール」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』2020年12月8日現在 URL:https://ja.wikipedia.org
さまざまなイベントが開催!
毎年5月12日前後の看護週間では、全国各地で看護体験や保健相談などのイベントが開催されます。日本看護協会は、毎年この期間に「忘れられない看護エピソード」の表彰式を実施しています。審査員やゲストに著名人を招き、看護職とのトークショーや朗読会などを行っています。
〈看護師になろう〉では、高校生が参加できる看護体験を掲載しています。「看護師になりたい」「看護の仕事に興味がある」そんな高校生はぜひナース服を着て体験してみよう!

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