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看護実習に強くなるポイント 精神看護学編

精神看護学とは?

精神看護学とは、心の病や健康問題を持った人が自律性の回復を通して、その人らしさを取り戻す方法を考え実践する分野です。個人の尊厳と権利擁護を基本理念として、専門的知識と技術を用い、患者さま中心の治療や生活支援を考えていきます。
看護師は、病院で療養する患者さまの生活を支援し、対話しながら看護することが基本となります。医療的な処置は少なく、診察は週1回程度で注射や点滴も毎日はありません。患者さまの特徴として病識がない方が多いので、ご自身に精神疾患である事を認識いただいた上で、薬物療法を支援していきます。

精神看護学 実習のポイント

「患者と看護師」としての適切なコミュニケーション

看護師として、患者さまと適切な関係を築くことが心理的ケアの一環となり、非常に大切な事となります。精神科には病識のない患者さまも多く、服薬を拒否する場合がありますが、適切な信頼関係を築いた看護師の話なら聞いてみようと、服薬を受け入れてくれるなど、スムーズな支援に繋がっていきます。

これはNG

患者さまの様子がいつもと違うと心配になり、何度も話しかけたり、様子をうかがったりしてしまうかもしれませんが、患者さまが話したくなさそうな時は、そっとしておきましょう。患者さまは「自分の意思を尊重してくれている」と感じてくれるかもしれません。

距離感に気を付けて!

患者さまとの距離が近すぎると妄想を持たれ、回復に悪影響を与える場合もあります。あくまでも「患者と看護師」として、適切な距離感を持ってコミュニケーションをとる事が大切です。距離感が詰まりすぎた時は、「指導者に確認してきます」「先生に確認してきます」と学生である事を活用しましょう。関係を壊さず、うまく距離感をとることができます。

適切かつ冷静にアセスメント

時には患者さまが興奮状態になる場合もありますが、どんな状況でも患者さまの状態を適切かつ冷静にアセスメントする事が重要です。精神科の患者さまは自分の症状を過剰に表現したり、的確に伝えられない場合があるため、看護師が患者さまの状態をアセスメントし、異変があれば指導ナースに伝え適切に対応していきます。ちょっとした「いつもと違う言動」や「あれ、何か変だな」と気付けるように、日ごろから患者さまとのコミュニケーションを心掛けるようにしましょう。

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