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看護実習に強くなるポイント 母性看護学編

母性看護学とは?

母性看護学では、周産期(妊産褥婦および新生児への看護活動)、思春期、更年期など女性の一生を通じた健康生活の維持・増進、疾病予防を目的とした看護を学びます。看護実習においては、周産期における母子の看護が中心になる事がほとんどです。受け持ちの看護過程の展開は、正常経過の褥婦および新生児を受け持ち、母子とその家族への看護実践が基本となります。

母性看護学は、その他の実習分野と異なる特徴が3点あります。

  • 母親と新生児(胎児)のペアが対象となる
  • ほとんどが健康レベルの高い対象のため、直接的な看護行為よりも確認や見守り、育児指導など自立を目指した保健指導・教育が中心となる
  • 対象が女性限定で、年齢も学生と近いため、コミュニケーションの取り方に注意が必要となる。(男子学生は看護など、難しい面が多い実習となります)

母性看護学 実習のポイント

事前に情報を集めておこう!

受け持つ妊婦の情報を事前に集められそうな場合は、妊婦歴、家族のサポート状態、上の子がいる場合は育児状況など知っておくと、妊婦とコミュニケーションを取りやすくなります。妊婦の週数に応じて、日々、母体や胎児の状態は変化するので、生活上の注意点も変わってきます。今どのような時期なのかを事前に把握しておくことが大切です。

記録は毎日書こう!

上記にも述べた通り、対象が「母親と新生児(胎児)ペア」のため記録が2人分になります。そのうえ毎日状況が変化しますので、記録は毎日書くことをおすすめします。数日間分を溜めて書こうと思っても、記憶があいまいになったり、忘れてしまったりすることもあります。母親と新生児の二人分ともなれば、なおさらこまめに記録をとっておくのがおすすめです。

プライバシーに配慮したコミュニケーションを!

外来の実習では、思春期や更年期まで幅広い年齢の女性が訪れます。どの年代の方にとっても羞恥心の強い部分の診察になるので、速やかに診察できるような介助とプライバシーの保護に努めましょう。生活の場となる病棟ではより一層プライバシーの配慮が必要です。同室の方がいる場合は、情報収集する際の会話のボリュームや内容に特に気を付けることが必要です。同様に、ケアする際もカーテンで見えないようにするなど、十分な配慮を行いましょう。

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