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看護実習に強くなるポイント 在宅看護学編

在宅看護学とは?

在学看護の最大の特徴は、看護の実施場所が療養者と家族の居宅(生活の場)であることです。療養者とその家族に対して、価値観や主体性を尊重し生活の質を高められるよう、サポートしていくことが看護師の役割となります。病院とは異なり、訪問先の看護を一人で行うため、看護師ひとりにかかる負担は病院よりも重く、臨機応変に対応できる幅広い知識が必要となります。

療養者が在宅看護に移行する時点から、訪問看護師、医師、ケアマネージャーなどの在宅ケアチームを作り、治療方針やサポート内容、介護者の負担軽減、各種社会保障や制度の活用など社会資源の活用を検討していきます。

在宅看護学 実習のポイント

看護の視点を変える!

療養者本人が、本人の意思で生活を選択していくので(例えば、食事内容や睡眠状況など)、生活をする本人が「どのように生きたいか?」を知る事が大切になります。生き方を知った上で、看護師は信頼関係を作りサポートしていくという視点で関わっていきます。病院での看護と比べると、より療養者や療養者の家族と密接に関わり、信頼関係を作っていくことが重要です。

介護者の話に耳を傾ける

在宅看護では療養者だけではなく、介護者の精神的・身体的サポートが必要です。介護者との会話の中から、精神状態や気持ちを感じ取れる高いコミュニケーション能力を養うことが重要です。
例えば、「介護のニュースをテレビでみると、気持ちが暗くなる」「明日から天気が悪いから、私の持病も大丈夫かしら?」このような会話から、介護者の精神的、身体的な状況を読み取り、そのうえでサポートをしていきます。療養者の前では話しづらい内容もあるかもしれませんので、帰り際の玄関先などで、気になることをさりげなく聞いてみたり、工夫しながらコミュニケーションをとっていきましょう。

家の情報を観察しよう!

病院にいる時とは違い、在宅看護は常に家で療養者を介護しますので、介護者が休息をとる事が難しくなります。看護師に「介護がつらい」などの本音を直接言いづらい場合もありますので、家(居宅)の中の様子を観察し、介護者の状況を把握することが大切です。

例えば、
・玄関での靴の揃え方
・洗濯物、部屋の掃除の状態
・荷物の配置
このような情報から療養者というよりは、介護者に焦点をあてる事ができますので、適切なサポートに役立てましょう。

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